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Unity Asset Store に自分の素材を出品する決まり|登録・審査・売上・税の書類

公開 2026-09-25更新 2026-09-25Unity Asset Store

Unity Asset Store に素材を出すには、Unity ID で出品者のプロファイルを作り、Asset Store Provider Agreement に同意したうえで、素材ごとに Unity の審査を受けます。出品者には販売価格の70%が支払われ、受け取る前に支払いの設定と米国の税の書類(税務インタビュー)を済ませます。

このページの目次
  1. 出品者(パブリッシャー)になるまでの順番
  2. 出品の審査の決まり
  3. 価格と売上の分け方
  4. 売上の受け取りと税の書類
  5. 返金と、出品者のサポート
  6. 権利と、してはいけないこと
  7. AI で作った素材の決まり
  8. 情報源

出品者(パブリッシャー)になるまでの順番

Unity Asset Store に素材を出すには、先に出品者(パブリッシャー)のアカウントを作ります。出品するのに料金はかかりません。

  1. Unity ID を作ります。持っていれば、それを使います。
  2. Publisher Portal(publisher.unity.com)を開き、出品者のプロファイルの必須の欄を埋めます。
  3. 利用条件に同意して OK を押すと、プロファイルができます。
  4. Unity のアカウントに、プロファイルと同じ名前に「AS Publisher」が付いた組織(Organization)が加わります。

素材を出品する前に、出品者は Asset Store Provider Agreement(出品者の契約)に同意します。同意しないと出品できません。出品者は、Unity Editor の有効なライセンス(その時点の利用資格の条件に合うもの)を持っていることを保証します。Unity Enterprise・Unity Industry のプランの出品者は、別の契約か Unity の書面の許可が要ります。

1つの Unity のアカウントで作れる AS Publisher の組織は1つだけで、複数の出品者の名前で売ることはできません。AS Publisher の組織は支払いの受け取りのためのもので、買い物には使えません。

プロファイルの名前はストアの中で公開され、商標やブランドを侵さない名前にします。プロファイルの画像には使う権利のある画像を使い、Unity のロゴは使えません。ウェブサイトの欄には、仕事の中身が分かり、連絡先の頁のあるサイトを入れます。出品者は、使えるメールアドレスと、更新しているウェブサイトを持ちます。メールやウェブサイトのリンクが切れていると、知らせなしに素材の公開が止められることがあります。

プロファイルには、買った人がサポートを求めるための頁とメールアドレスも入れます。出品者の連絡先は、素材ごとの頁に表示されます。出品者のプロファイルやパッケージの情報に載せるドメイン名とメールアドレスには、「Unity」の語を使えません。

出品の審査の決まり

素材は、パッケージとして次の順で出します。

  1. Publisher Portal で、パッケージの下書き(Draft)を作ります。
  2. Unity Editor の中で、Asset Store Tools を使って素材を検査し、アップロードします。
  3. Publisher Portal で下書きを選び、審査に出します(Submit)。審査に出すときに「Auto publish」を選ぶと、承認されたときにすぐストアに出ます。
  4. パッケージは審査中(Pending)になります。Unity の Asset Store のチームは、審査に少なくとも5営業日をかけます。2週間たっても返事が無いときは、Unity のサポートに問い合わせます。

承認されると、パッケージは Accepted になってストアに公開されます。審査に通らなかった(Rejected)ときは、Publisher Portal かメールで理由が届きます。出品者は、挙がった点を直してから出し直します。理由が分からないときや納得できないときは、却下のメールに返信できます。直さずに同じ中身を出し直すと、出品者のアカウントを止められることがあります。審査に出しても、公開は約束されません。公開は Unity が決めます。

審査の決まり(Submission Guidelines)には、どの素材にもかかるものと、素材の種類ごとのものがあります。一部を並べます。

審査の決まりの例

対象決まり
大きさ1つのパッケージは6GBまで(Unity Package Manager で配るものは700MBまで)
Unity の版新しい素材と更新は、Unity 2022.3 以降で作る
見本の場面3D・2D・VFX・アニメーション・テンプレートの区分には、中身を見せる場面(デモシーン)を入れる
使い方の制限DRM・期間の制限・登録・追加の支払いで使える範囲を縛らない。透かし(ウォーターマーク)を入れない。実行ファイルを含むパッケージは当面受け付けない
ほかの人の部品フォント・音などの部品とその利用許諾を並べたファイルを入れ、説明文にもそのことを書く。GPL・LGPL や、表記を求める Creative Commons・Apache 2.0 の許諾の部品は入れない
ファイルの形式3D モデルは .fbx・.dae・.abc・.obj。画像は .png・.tga・.psb・.psd のような劣化しない形式(ツール・アドオン・オーディオの区分は除く)。オーディオの区分の音は .wav・.aiff・.flac のような劣化しない形式で、ピークは -0.3 dB を超えない
説明文題・説明・キーワード・説明書は英語で書く(ほかの言語の版は添えてよい)。絵の素材は、入っている数と、ポリゴン数や画像の大きさなどの技術の情報を書く
表1

同じ出品者が、すでに公開した素材とほとんど同じ中身を別に出すと、却下されます(描き方の仕組みであるレンダーパイプラインごとに分けたものは除く)。

価格と売上の分け方

出品者は、素材のライセンスの価格を米ドルで決めます。価格の下限は4.99ドルです。ストアは価格を米ドルかほかの通貨で表示し、ほかの通貨の価格は Unity が決めることがあります。日本から見ると、米ドルと違う額が出ることがあります。

Unity は、出品者の素材の販売価格の70%を、返金などを差し引いたうえで出品者に支払います。Unity は、この割合を変えることがあります。

素材を無料で出すこともできます。無料の素材には売上がありません。無料で配った素材を、あとから同じ買い手に有料にすることはできません。無料の素材の出品者は、寄付を受けられます。寄付は出品者のウェブサイトにある出品者自身の決済で受け、ストアの外で機能を増やした別の版を売らず、素材そのもの(作ったゲームの中やエディタの中)に寄付を求める表示を入れません。寄付を受けることは、素材の頁の説明に「donations accepted」の文で書きます。

Unity Asset Store は、キャンペーン(最長31日の、割引や無料で出す催し)で、出品者の素材の価格を割り引くことがあります。出品者は、キャンペーンの始まる31日以上前に出品者向けの管理画面(Dashboard)で、その素材をキャンペーンから外すか、割引の上限の率を決めておけます。誰でも条件なしに使え、1つの価格で1つの素材のライセンスを出す形のキャンペーンでの割引は、12か月のうち多くて2回、1回につき14日までです。キャンペーンの間は、出品者は価格を変えられません。

売上の受け取りと税の書類

売上を受け取るには、AS Publisher の組織に支払いのプロファイル(payout profile)を作ります。

  1. Unity のアカウントで2段階認証を有効にします。
  2. id.unity.com の「Organizations」から AS Publisher の組織を選び、「Payout Profile」で「+ Add profile」を押し、会社か個人(private individual)かを選んで名前と連絡先を入れます。個人で受け取るときは、会社の名前の欄に自分の法的な名前を入れます。
  3. 「Payout Tax Info」で、税の情報の書式(税務インタビュー)を最後まで入れます。途中でやめると、はじめから入れ直しになります。
  4. 受け取り方(PayPal か銀行送金)を選びます。

支払いのプロファイルを見たり作ったりできるのは、その組織の所有者(Owner)だけです。次の月の支払いに間に合わせるには、前の月の28日までにプロファイルを作るか直します。

売上の受け取り方

受け取り方間隔下限の額支払われる時期
PayPal毎月下限なし(自分で下限を決められる)毎月15日から30日のあいだ
銀行送金3か月ごと250ドル(届かない分は次の3か月に繰り越す)1月・4月・7月・10月の15日から30日のあいだ
表2

どちらの受け取り方も、支払われるのは前の月の末日までの売上です。支払いは米ドルだけで、ほかの通貨で受け取ると両替の手数料がかかることがあります。

Unity は、米国の税の決まりにより、米国の外の出品者を含むすべての出品者に、税務インタビューで米国の税の書式を出してもらいます。税務インタビューでは、住んでいる国、個人か会社か、納税者番号(TIN)を入れます。米国の納税者番号が無いときは、住んでいる国の納税者番号を入れられます。

米国の外の出品者は、税務インタビューの答えによって、支払いから米国の税が源泉徴収されることがあります。率は、住んでいる国、入れた納税者番号、その国と米国のあいだの租税条約で決まり、0%から30%のあいだです。Unity は差し引いた税を米国の内国歳入庁(IRS)に納めるので、差し引いたあとで出品者に返すことはできません。

出品者は、Unity から受け取る支払いにかかる税を、自分で負担します。Unity が求める税の情報を出さないと、Unity は支払いを止めることがあります。受け取った額の記録は、id.unity.com の組織の「Transaction History」の「Payouts」のタブで、支払いの明細(self-bills)として取り出せます。

日本での申告の手続きは個人開発の売上と国内の税|確定申告・住民税の申告・開業届にまとめています。自分の場合にどうなるかは、税務署や税理士などの専門家、Unity の出品者向けの問い合わせ先に確かめてください。

返金と、出品者のサポート

出品者は、自分の素材のサポートと手入れ、素材への苦情に、自分で応じます。サポートが足りないと、素材の評価が下がったり、ストアで目立たなくなったり、支払いの争いが起きたりすることがあります。

Unity は、出品者に代わって返金をすることがあり、出品者の取り分は出品者の残高から差し引かれることがあります。購入から2週間以内に買った人が求め、出品者がまだ返金していないときは、素材が説明(体験版を含む)と違う、最新の Unity で動かないのにそのことをストアに示していない、許可の無い他人の知的財産を含む、のどれかに当たれば、Unity が全額を返します。このほか、購入から14日以内に求められた、条件に当たる取引の返金を、Unity が自動で承認します。

50ドル未満で売った素材で買った人と争いになったときは、Unity は、全額を買った人に返し、出品者に請求すると決めることがあります。

出品者は、いつでも素材をストアから下ろせます。下ろしても、すでに買った人の権利はそのまま残ります。

権利と、してはいけないこと

Unity は、出品者の素材の権利を受け取りません。出品者は Unity に、ストアで素材を配り、出品者に代わって売ることと、ストアと Unity のほかの製品の運営と宣伝のために素材を使うことを許します。

ストアの標準の利用許諾(EULA)は、出品者の素材については、出品者と買った人のあいだの契約になり、素材の権利は出品者が持ちます。この利用許諾で、買った人は素材を独自の中身と組み合わせて自分の作品に組み込み、商用利用できますが、許諾で認められた形の外で素材を再配布・転売することはできません。買った人の側から見た利用の条件は、Unity Asset Storeの項にあります。

出品者は、素材を審査に出すことで、その中身のすべての権利を持ち、ストアで配れると申し出たことになります。ほかの人から、出品者が権利を持っていないと申し立てがあったときは、Unity はその人に出品者の名前・住所・連絡先を渡すことがあります。

出品者は、許可の無い有名人の名前や姿、キャラクター、商標、ブランドを素材に入れられません。Unity が後ろ盾になっている・関わっていると思わせる中身(Unity の商標・ロゴ・製品名を使うものを含む)も入れられません。性器が写るモデルや画像も出せません(医療・教育の目的の素材は除く)。中身の無いパッケージや、中身を偽ったパッケージで審査をすり抜けることもできません。

出品者は、Unity の許可なく、Unity Asset Store を AI や機械学習のモデルの学習に使えません(ストアの中身を集めたり、データセットに使ったりすることを含みます)。ストアで得た買い手の情報を、ストアの外で素材を売るために使うこともできません。ストアの外で素材を配ることを主な目的とする素材も、ストアで配れません。

AI で作った素材の決まり

AI の生成のツールを使って作った素材は、プロの制作の流れで使えるだけの値打ちを持つものにします。体の形の誤りで素材としての使い道が減るもの、第三者の作品や著作物に似ているもの、ほかの出品者の作品を写したもの、買う人にとって大きな値打ちの無いものは、却下されることがあります。AI で大量に作り、出品者のほかの素材との違いや独自の値打ちが足りないものも、Unity が却下することがあります。

中身の全部か一部を AI の助けで作った素材は、そのことを説明の情報に書きます。使った AI のツールと、AI で作った中身を「AI description」の欄に、宣伝の言い方を使わずに書き、生成したあとに手を加えた点もすべて書きます。AI の中身を開示せずに使うことには、2回の違反でアカウントの処分に進む決まり(two-strike policy)があります。

宣伝の画像で、ロゴや背景などの添えものに AI を使うときは、開示は要りません。素材の働く部分に AI を使ったときは、開示が要ります。AI で作っただけの画像を、宣伝の画像の全体に使うことはできません(背景や添えものとしては使えます)。AI で作っただけの説明文は、却下されることがあります。

AI で作った素材には、「描いた」「手描き」「塗った」のように人の手の作業を思わせる語を、出品の中のどこにも使えません。AI で作った 3D の形のデータは、出す前に面を張り直し(リトポロジー)、使う人が手直しできる状態に整えます。

情報源

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