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作りたいゲームからツールを選ぶ(エンジン・素材・音・AI のツール)

公開 2026-09-23更新 2026-09-23

2Dか3Dか・書き出したい機種・使える予算・コードを書くかAIのツールに書かせるかという、読者の側の条件から、当てはまるエンジン・素材と音のツール・AIのツールを選べます。

このページの目次
  1. 聞かれていること
  2. 条件ごとの選択肢
  3. 選択肢ごとの中身
  4. 情報源

聞かれていること

作りたいゲームに合わせて、エンジン・素材と音のツール・AIのツールをどう選べばよいか、という問いに答えます。

条件は、読者の側の事実だけを使います。2Dか3Dか、書き出したい機種(Windows・macOS・Linux・Android・iOS・Web・コンシューマー機(PlayStation・Xbox・Nintendo Switchなどの家庭向けゲーム機))、使える予算(無料の範囲・収益の条件)、コードを自分で書くか、AIのツールに書かせるか、の4つです。AIのツールに書かせる場合は、コマンドラインでファイルを読み書きして動くツール(Claude Code・Codex・Cursor・GitHub Copilot)を使う形になります。

条件を満たすものは、1つに絞らずに全部並べます。

条件ごとの選択肢

条件 選択肢 分かること
2Dのゲームを作りたい GodotUnityGameMakerRPG Maker MZDefoldGDevelopPhaserEbitengineBevyStride どれも、2D向けの機能を持ちます
3Dのゲームを作りたい GodotUnityUnreal EngineDefoldGDevelopBevyraylibStride Unreal Engine は、次世代のコンシューマー機向けに設計された全域照明・反射の仕組み(Lumen)を標準で持ちます
ノーコードでロジックを組みたい RPG Maker MZ(イベント機能)/Unreal Engineブループリント)/GameMaker(GML visual)/GDevelop(ノーコードのイベントシステム)/BuildboxSMILE GAME BUILDERRPG Developer BakinRPG in a BoxGB Studio どれも、ノード・イベント・パネルをつなぐ操作や、ドラッグ&ドロップの操作でロジックを組めます
AIのツールにコードを書かせたい(コマンドラインでファイルを読み書きするツール) Claude CodeCodexCursorGitHub Copilot 4つとも、ターミナルからファイルの読み書きとコマンドの実行を行います
収益が出ても追加費用なしで使い続けたい Godot(MITライセンス)/DefoldBevyraylibMonoGameStridePhaserEbitengine どれも、使うのにロイヤリティ(売上の一部をエンジンの提供元に払うお金)や追加のライセンス費用がかかりません
収益・資金調達がまだ少ないうちは無料で使いたい Unity(Personal) 直近12か月の収益と資金調達の合計が20万米ドル未満のときに使えます
非商用の範囲で無料で試したい GameMaker(Free) Non-Commercial Licenceで、商用にする場合はProfessional(99.99ドルの買い切り)以上が要ります
パソコン(Windows・macOS・Linuxなど)向けに書き出したい GodotUnityGameMaker(デスクトップ)/DefoldGDevelop(Steam経由)/EbitengineBevyraylibMonoGameStride いずれも、Windows・macOS・Linux のいずれかへ書き出せます
ブラウザで遊べる形に書き出したい Godot(Web)/Unity(Web)/GameMaker(Web Export)/DefoldHTML5)/GDevelop(Web)/Phaser(HTML5)/EbitengineWebAssembly(ブラウザの中でコードを動かす仕組み)による書き出し)/Bevy(Web)/raylib(HTML5) どれも、ブラウザ向けに書き出せます
スマートフォン(Android・iOS)向けに書き出したい GodotUnityGameMaker(Mobile Exports)/DefoldGDevelopEbitengineBevyraylib(Androidのみ)/MonoGame raylib はAndroidに書き出せます。ほかはAndroid・iOSの両方に対応します
コンシューマー機向けに書き出したい Godotパブリッシャーと提携)/Unity(Proプラン以上)/GameMaker(Enterpriseプランのみ)/Defold(PlayStation 4・PlayStation 5・Nintendo Switch)/Ebitengine(Nintendo Switch)/MonoGame(PlayStation 4・PlayStation 5・Xbox One・Nintendo Switch。各プラットフォームでの認可が要ります) Godotはパブリッシャーとの提携、Unityは契約とProプラン以上、MonoGameは認可が要ります
絵の素材を無料で、商用にも使いたい KenneyCC0)/Quaternius(独自のQuaternius Asset License)/ambientCG(CC0)/game-icons.netCC BY)/CraftPix.net(無料素材)/OpenGameArt.org(投稿ごとにライセンスを確認) Kenney・ambientCGはCC0(著作権を放棄した条件)でクレジット表記が要りません。Quaterniusは独自のライセンスで、素材そのものの再配布・転売はできません。game-icons.netはCC BY(表示)でクレジット表記が要ります。CraftPix.netの無料素材は商用にも使え、クレジット表記は必須ではありません。OpenGameArt.orgは投稿ごとにライセンスが異なります
音楽・効果音を無料で使いたい(条件はツールごとに確認) Kenney(CC0)/Freesound(ファイルごとにCC0・CC-BYなど)/Incompetech(クレジット表記をすれば無料)/魔王魂(クレジット表記が要ります)/OpenTracks(旧DOVA-SYNDROME)/MusMus(クレジット表記が要ります)/SonnissGDC Bundle。無料配布分はクレジット表記なしで使えます)/OtoLogic(クレジット表記をすれば無料)/ZapSplat(無料会員はクレジット表記が要ります) Freesoundは音源ごとにライセンスが異なり、CC-BY-NCは商用にできません。ほかはいずれも商用に使えます

選択肢ごとの中身

日本から見ると、ここに挙げたドル建ての金額とは別の通貨で表示されることがあります。額は、表示された地域で決まります。

Godot

書き出し先は、Windows・Linux・macOS・Android・iOS・visionOS・Web・専用サーバーです。2Dと3Dのどちらにも、それぞれ専用の機能があります。コンソール(PlayStation・Xbox・Nintendo Switchなど)向けは、その分野を専門にするパブリッシャーと提携する形で対応します。

シーンファイル(.tscn)はテキスト形式で、バイナリ形式のSCNファイルと違い、人が読める形で保存されます。コマンドラインからは、godot --headless --export-release "<プリセット名>" <出力先> の形でエクスポートでき、godot -s <スクリプト> でスクリプトも実行できます。--headless は画面を持たない環境(継続的インテグレーションなど)で使います。

ライセンスはMITで、無料です。ゲームに同梱するときは、著作権表示とライセンスの文をドキュメントのどこかに含めます。収益の上限やロイヤリティはありません。

Unity

書き出し先は、Windows・macOS・Linux・Android・iOS・tvOS・UWP・visionOS・ブラウザ向けのWebGL(ブラウザの中で3D・2Dの描画を行う仕組み)・専用サーバー・組み込み機器(Embedded Linux・QNXなど)です。2Dと3Dの両方に対応します。

コンシューマー機(PlayStation・Xbox・Nintendoなど)向けのビルドと公開、およびApple Vision Pro向け(visionOS)のアプリ作成は、Proプラン以上の機能です。Personalプランにはこの機能がありません。加えて、コンシューマー機は各プラットフォーム提供元との契約も要ります。

コマンドラインからエディタや書き出し済みのプレイヤーを起動でき、起動時の引数で動作を変えられます。

Personalプランは無料で、直近12か月の収益と資金調達の合計が20万米ドル未満のときに使えます。Proプランは月額210ドル、または年額2,310ドルからです。Enterprise・Industryは、個別の見積もりです。

Unreal Engine

Blueprint(ブループリント)という、ノードをつないでロジックを組む仕組みがあり、ノードをつなぐ操作で処理を組めます。

標準の全域照明・反射の仕組み(Lumen)は、次世代のコンシューマー機向けに設計された、完全に動的なシステムです。ビルドの処理はUnreal Build Toolが担い、開発環境のプロジェクトファイル(.slnなど)に頼らずに独立して実行されます。

費用の条件や書き出せる機種の一覧は、Unreal Engine のページにまとまっています。

GameMaker

GameMakerは、2Dのゲームを作るためのツールです。コードで書くGML CodeとノーコードのGML visualのどちらかを選べます。

書き出し先は、Free・Professionalの両プランで、GX.games・デスクトップ・Web・モバイルの4区分です。コンソール(PlayStation・Xbox・Nintendo Switch)向けの書き出しは、Enterpriseプランでのみできます。

Freeプランは無料ですが、Non-Commercial Licenceのため商用にはできません。商用にする場合は、Professional(99.99ドルの買い切り)以上のプランが要ります。Enterpriseプランは定期購入です。

RPG Maker MZ

RPG Maker MZは2Dのゲームを作るソフトです。イベント機能を使うと、プログラミングの知識なしで会話や仕掛けを組めます。標準の範囲を超えたことをしたいときは、JavaScriptで書くプラグインを足せます。

戦闘のアニメーションは、Effekseer(パーティクル効果の作成ツール)に対応しており、2Dと3Dの両方の効果を作れます。

本体は8,778円の買い切りで、月額の支払いはありません。エディタの動作環境は、Windows 10/11(64ビット)、またはmacOS 10.13以上です。

Defold

対応するプラットフォームは、Windows・macOS・Linux・Android・iOS・HTML5・PlayStation 4・PlayStation 5・Nintendo Switch・Steamです。2Dと3Dの両方のゲームを作れます。

初期費用・ライセンス料・ロイヤリティ・実行時の手数料のいずれも無く、無料です。ライセンスは、ソースコードを公開した独自の条件(source available)です。

GDevelop

ノーコードのイベントシステムで、高度なプログラミング言語なしでゲームを作れます。2Dと3Dの両方を作れる、オープンソースのエンジンです。

書き出し先は、Web・Android・Steam(デスクトップ向け)・iOSです。無料で始められます。

Phaser

MITライセンスで無料の、2Dのゲームを作るためのフレームワークです。デスクトップとモバイルのブラウザ向けにHTML5のゲームを作ります。

Ebitengine

Windows・macOS・Linux・FreeBSDのデスクトップ、WebAssemblyによるブラウザ、Android・iOSのモバイル、Nintendo Switchに対応する、2Dのゲームを作るためのフレームワークです。

ライセンスはApache License 2.0で、無償で、ロイヤリティはかかりません。

Bevy

2Dレンダラーと3Dレンダラーの両方を標準で持つエンジンです。対応するプラットフォームは、Windows・macOS・Linux・Web・iOS・Androidです。

ライセンスはMITまたはApache License 2.0で、ライセンス料も売上の一部を払う仕組みもありません。

raylib

3D表示に対応するライブラリです。対応するプラットフォームは、Windows・Linux・macOS・FreeBSD・Raspberry Pi・Android・HTML5です。

無料でオープンソースです。

MonoGame

対応するプラットフォームは、デスクトップ(Windows・macOS・Linux)、モバイル(Android・iOS・iPadOS)、コンソール(PlayStation 4・PlayStation 5・Xbox One・Nintendo Switch)です。コンソールを使うには、各プラットフォームでの認可が要ります。

購読料・ロイヤリティ・ライセンス費用・実行時の手数料のいずれも無く、無料です。

Stride

2Dと3Dの両方のゲームや、デスクトップ・VRで動くほかの対話的なコンテンツを作れます。MITライセンスの、無料のエンジンです。

O3DE

オープンソースのエンジンです。

ノーコードで作れる、そのほかのツール

  • Buildbox:スクリプト・プログラミング・ソフトウェア設計の経験なしでゲームを作れます。
  • SMILE GAME BUILDER:イベントパネルを組み合わせる、プログラミング不要のツールです。
  • RPG Developer Bakin:プログラミングを必要とせず、イベントパネルを組み合わせてRPGを作れます。本体は84.99ドルの買い切りで、作った作品はロイヤリティなしで配布できます。
  • RPG in a Box:ビジュアルスクリプティングのエディタで、アクションをドラッグ&ドロップしてゲームのイベントを組み立てます。
  • GB Studio:ドラッグ&ドロップとビジュアルスクリプティングで、プログラミングの知識なしにゲームを作れます。

Claude Code

プロジェクトのファイルを読み書きし、コマンドを実行しながら動くコマンドラインのツールです。macOS・Linux・WSLではインストーラーで直接導入でき、Windowsでは PowerShell または CMD 向けのコマンドが用意されています。VS Code・JetBrainsの拡張、デスクトップアプリ、ブラウザからも使えます。

有料プランに含まれる形で使え、Proは月20ドル(年払いなら月17ドル)、Team(Standard席)は月25ドル(年払いなら月20ドル)です。Anthropic Consoleのアカウントを使い、APIの利用量に応じた従量課金で使うこともできます。

Codex

ターミナルの中でコードを調べ、変更を加え、コマンドを実行するツールです。macOS・Linux・Windowsに対応し、OSごとに導入の手順が用意されています。

ChatGPT Plus(月20ドル)に含まれる範囲で使えるほか、Pro(月100ドルから)ではより高いレート制限で使えます。APIの利用量に応じた従量課金でも使えます。

Cursor

Cursor CLI(cursor-agentコマンド)は、ファイルの読み書きを含む操作をターミナルから行います。対話的なモードのほかに、スクリプトやCIパイプライン向けの非対話モードもあります。macOS・Linux・WSL・Windows PowerShellに対応します。

個人向けのプランは、Hobby(無料)・Pro(月20ドル)・Pro+(月60ドル)・Ultra(月200ドル)です。Teamsは1人あたり月40ドル、Enterpriseは個別の見積もりです。

GitHub Copilot

GitHub Copilot CLIは、ファイルの変更やシェルコマンドの実行をターミナルから行います。ファイルを書き換えるとき(--allow-tool='write')やコマンドを実行するとき(--allow-tool='shell(コマンド)')は、あらかじめ許可した範囲を超えると承認を求められます。

無料プランは月2,000件のコード補完まで使えます。Proは1人あたり月10ドル、Pro+は1人あたり月39ドル、Maxは1人あたり月100ドルです。

Kenney

素材の一覧は、2D・3D・UI・Audio・Pixel・Texturesの区分に分かれています。素材のページに置かれたものはCC0(著作権を放棄した条件)で、商用のプロジェクトを含めて使えます。クレジット表記は求められません。

素材とは別に、Asset Forge(3Dモデルをブロックで作るツール。19.95ドル)などの制作ツールが販売されています。

Freesound

音源を無料で探せるサイトです。ライセンスは音源ごとに決まっていて、CC0(著作権を放棄した条件、表記も不要)・CC-BY(表記をすれば商用も可能)・CC-BY-NC(非営利のみ)の3種類があります。CC-BYを使うときは、音源名・投稿者名・URLなどを書いて表記します。

Incompetech

Kevin MacLeodが作った音楽を配布しているサイトです。Creative Commonsのライセンスは無料で使えますが、クレジット表記が必須です。表記をしたくない場合は、有料のStandard Licenseを購入すると表記なしで使えます。

絵の素材の、そのほかのツール

  • Quaternius:無料の3Dモデル素材です。個人・教育・商用のいずれにも使え、ロイヤリティやクレジット表記は要りません。独自のライセンス(Quaternius Asset License)で、素材そのものの再配布・転売はできません。
  • ambientCG:CC0(著作権を放棄した条件)で、商用のプロジェクトを含めて使え、クレジット表記は必須ではありません。
  • game-icons.net:CC BY(表示)のアイコン素材です。商用にも使えますが、作者名のクレジット表記が要ります。
  • CraftPix.net:無料素材(Freebie Products)は、個人・商用のプロジェクトで、数の制限なく使えます。素材そのもの(PNG・JPG・EPSなどのソースファイル)の再販売はできません。
  • OpenGameArt.org:利用そのものは無料ですが、CC0・OGA-BY・CC-BY・CC-BY-SA・WTFPL・パブリックドメインなど、投稿ごとにライセンスが異なります。

音楽・効果音の、そのほかのツール

  • 魔王魂:個人・商用を問わず無料で使えます。クレジット表記が要ります(テレビCM・生ライブなど表記が難しい場面は免除されます)。
  • OpenTracks(旧DOVA-SYNDROME):個人・商用のどちらの作品でも無料で使えます。
  • MusMus:個人・法人、商用・非商用を問わず無料で使えます。クレジット表記が要ります。
  • Sonniss:GDCで無料配布している音のライブラリ(#GameAudioGDC)は、クレジット表記なしで個人・商用のプロジェクトに使えます。ロイヤリティもかかりません。音声ファイルそのものの再配布・再販売はできません。
  • OtoLogic:CC BY 4.0で、「OtoLogic」のクレジットを表示すれば無料です。表示できない場合は、有償ライセンスもあります。
  • ZapSplat:無料会員は、個人・商用・放送のプロジェクトで、回数の制限なく使えます(クレジット表記が要ります)。有料の会員はクレジット表記が要りません。

情報源

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