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レベル:入門

Stride とは|C# で記述する無料の3Dゲームエンジン

公開 2026-09-07更新 2026-10-15Stride

Stride は、C#でスクリプトを書く、無料・オープンソースのゲームエンジンです。2D・3D・VR向けのゲームを、クロスプラットフォームで作れます。

分類
ゲームエンジン・フレームワーク
日本語対応
日本語非対応
費用
無料
公式サイト
https://www.stride3d.net確認日 2026-09-05
このページの目次
  1. Stride の概要
  2. Stride の特徴
  3. Stride の費用とライセンス
  4. 情報源

Stride の概要

Stride(ストライド)は、C#でスクリプトを書く、無料・オープンソースのクロスプラットフォームゲームエンジンです。2D・3Dのゲームのほか、デスクトップと VR で動くそのほかのインタラクティブなコンテンツも作れます。

.NET Foundationの支援を受けており、エディタとランタイムの両方がMITライセンス(使用・改変・配布が無償でできる寛容なライセンス)でGitHub上に公開されています。

Stride の特徴

Stride が扱う 2D と 3D

Stride は 2D と 3D の両方を扱うエンジンです。VR 向けの表示にも対応しており、VR は1回のクリックで有効にでき、機器ごとに API を分けず1つの API で扱います。Oculus と HTC Vive にはネイティブに対応します。VR のゲームの作り方を見せる見本が同梱され、シーンのエディタから VR の見え方をそのまま試せます。

Stride の使用言語

C# です。C# 14(.NET 10)と、非同期の書き方(async/await)を使えます。Visual Studio・Visual Studio Code・Rider で入力の補完(IntelliSense)を使いながら書けます。シェーダーは HLSL の上に作られた、Stride 独自の合成できるシェーダー言語で書きます。

Stride の対応プラットフォーム

開発に使う環境と、ゲームの書き出し先は、別に分かれています。開発に使う環境の対応状況は、次のとおりです。

開発に使う OS 全体の対応状況
Windows 10・11 Full support(完全対応)
Linux Partial support(一部対応)
macOS Partial support(一部対応)

Game Studio(エディタ)は、現在は Windows 以外ではそのままでは使えません。Linux では、互換レイヤーを使ってエディタを動かせます。Proton を使って Game Studio を使うこともできます。Linux と macOS では、エディタを使わずに、コードを書いてゲームをビルドできます。

書き出し先は、Windows 10・11、Linux、macOS、Android、iOS です。macOS・Android・iOS には、その機種向けに作るときに気をつける点があり、機種ごとの専用のページがあります。

描画の API は、次世代の API として DirectX 12 と Vulkan に対応し、描画の処理を複数のスレッドに分けられ、ドライバーの負荷を減らせます。

Stride に標準で入っている機能

機能 内容
Game Studio 資産の作成・管理・編集をまとめて行う編集の一式。入れ子のプレハブと原型(アーキタイプ)の仕組みが、すべてのエディタと資産に通ります
グラフィックスコンポジター 描画の流れ(パイプライン)を、ブロックを使って視覚的に組み替えられます
シーンのエディタ 資産の一覧から置きたい場所へ引いて落とすだけで場面を組めます
UI のエディタ ゲームの UI を視覚的に組めます。UI ライブラリを作れ、プレハブの仕組みで UI の部品の見た目をまとめて更新できます
スプライトのエディタ スプライトを視覚的に作成・編集でき、スプライトシートからアトラスを自動で作ります
カーブのエディタ アニメーションカーブを作り、プロパティの値を動かせます
物理 物理の法則を模し、当たりの検知と出来事の発火を行います
ナビゲーション ナビゲーションメッシュで経路を探します。シーンのエディタが自動で更新します
パーティクル シーンのエディタから編集できる粒子の仕組み
アニメーション 3D の制作ソフトで作った動きを再生し、混ぜられます。ゲームのどの性質も動かせます
シーンのストリーミング 場面に物を出し入れして、広い世界を作れます。副シーンに分けて編集の衝突を避けられます
描画 物理ベースのマテリアル、ライトプローブ、後処理の効果(被写界深度・ブルームなど)、複数スレッドでの処理、次世代の描画 API への対応
音 VR 向けに、頭部の伝達関数(HRTF)を使った両耳の音

Stride の資産と元のデータのファイル

Stride では、資産(アセット)はシーン・テクスチャ・音声など、プロジェクトの要素を表すもので、スクリプトやほかの資産から使えます。資源(リソース)は画像や音楽などの実データを入れたファイルで、資産が使えます。資源のファイルには、.png・.wav・.fbx などがあります。

Stride の動作環境

Stride でプロジェクトを開発するのに要るものは、次のとおりです。

項目 内容
OS Windows 10・11(それより前の Windows は動く場合がありますが、検証されていません)
CPU x64
GPU Direct3D 10 以降に対応したもの
メモリー 最低 4GB、推奨 8GB(プロジェクトによって変わります)
空き容量 5GB
.NET SDK 8 以降(Stride のインストーラーと一緒にダウンロードされます)

作ったゲームを動かす側には、.NET 10(アプリケーションが自己完結型でない場合)と、DirectX 11(Windows 10 以降に含まれます)または Vulkan(プラットフォームと、.csproj に設定した描画 API の上書きによります)、Visual C++ 2015 の実行時の部品(x86・x64 のどちらか、または両方。プロジェクトの設定によります)が要ります。モバイル向けに開発するには、Android では Xamarin が、iOS では Mac と Xamarin が要ります。

Stride の拡張

Game Studio は拡張できます。

Stride の費用とライセンス

Strideは無料で、エディタとランタイムのソースコードはMITライセンスでGitHub上に公開されています。

項目 費用 ライセンス
エディタ・ランタイム 無料 MIT(オープンソース)

Open Collective を通じて、Stride のプロジェクトを寄付で支援できます。スポンサーによる支援も受けています。

Stride は無料でダウンロードできます。インストーラーは GitHub のメインのリポジトリから直接ダウンロードされます。

情報源

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