INDIE INDEX

レベル:入門

Flax Engine とは|C++ と C# で書く、ソースコード公開のエンジン

公開 2026-09-13更新 2026-10-09Flax Engine

Flax Engine は、ポーランドで作られているゲームエンジンです。エディタのソースコードを含む全体を無料で使え、ゲームを出したあと、暦の四半期あたり25万ドルを超えた収益に対して4%のロイヤリティを支払います。

分類
ゲームエンジン・フレームワーク
日本語対応
日本語非対応
費用
無料と有料
公式サイト
https://flaxengine.com/
このページの目次
  1. Flax Engine の概要
  2. Flax Engine の特徴
  3. Flax Engine の費用とライセンス
  4. 情報源

Flax Engine の概要

Flax Engine(フラックス エンジン)は、ゲームを作るためのエンジンです。

Flax Engine では、C++ と C# とビジュアルスクリプティングを切れ目なく使えます。Flax Editor は拡張できます。Flax Engine は、バージョン管理の仕組みに対応しています。

Flax Engine は、ポーランドで作られています。

Flax Engine の特徴

Flax Engine の使用言語

Flax は、C#・C++・ビジュアルスクリプティングの3つに対応しています。エンジン本体が C++、エディタが C# で書かれているため、この3つはエンジンに深く組み込まれています。

書き方 説明
C# 場面の物体に付ける形で書きます。Flax は .NET を使って読み込み・コンパイル・実行を行い、現在は最新の版の C# 14 に完全に対応しています
C++ エンジンの API に直接触れる形で書けます
ビジュアルスクリプティング エディタのツールで、ビジュアルスクリプトを作り、使い、デバッグできます

コードは「バイナリモジュール」という単位でまとまります。ふつうはゲームのコードが <project_name> または Game という名前のモジュール(Source の下)に入り、ここに足したものをビルドのツールがコンパイルします。エディタでだけ使うモジュールを別に作るといった分け方もできます。

エディタの中で C# と C++ を入れ替えるホットリロードにも対応しています。

Flax Engine の対応プラットフォーム

対応するプラットフォームは次のとおりです。

区分 対応先
パソコン Windows・Linux・macOS
スマートフォン Android・iOS
コンシューマー機(Nintendo Switch や PlayStation などのゲーム専用機) Xbox One・Xbox Scarlett・PlayStation 4・PlayStation 5・Switch
Web Web

描画の土台(グラフィックスバックエンド)も、環境に合わせて切り替わります。対応する描画の土台は DirectX 11(DirectX 10/10.1 への退避つき)・DirectX 12・Vulkan・WebGPU・Null・その環境固有のもの(PS4 など)です。動いている環境は Platform.Platform、描画の土台は GPUDevice.Instance.RendererType で調べます。

Flax Engine が標準で使える機能

Flax Engine の機能には、次のものがあります。

区分 機能
書き方 C# と C++ を切れ目なく使う/ビジュアルスクリプティング/エディタ内での C#・C++ のホットリロード
描画 描画呼び出しの自動のまとめとインスタンス化/実時間のグローバルイルミネーション(DDGI と反射)/GPU によるライトマップの焼き込み
世界 大きな世界(座標を64ビットで扱う)/地形・草木・霧・レベルストリーミングのツール
動き アニメーションのツール/ビヘイビアツリー/布のシミュレーション
つなぐ 多人数プレイのためのネットワーク/Steam・Xbox Live・PSN との連携
その他 入れ子にできるプレハブ/VFX のツール/多言語化のツール/既定で非同期のコンテンツストリーミング/技術系の作り手のための Gameplay Globals

ソースコードは、すべて手に入ります。

Flax Engine の動作環境

Windows で使うときの機材の条件は、最低と推奨の2段です。

部品 最低 推奨
OS Windows 10 の64ビット Windows 11 の64ビット
CPU 2 GHz 4コア、2.5 GHz 以上
メモリ 4 GB 8 GB
ディスク 1 GB 5 GB(SSD)
GPU 1 GB、DirectX 11 に対応 8 GB、DirectX 11

Linux と Mac でエディタを使う場合の条件は、それぞれ別のページに置かれています。

ソフトの側の条件は次のとおりです。Windows で動かすには Visual C++ 再頒布可能パッケージ(Visual Studio 2015 以降)の x86 版と x64 版の両方が要り(64ビットの Windows でも両方)、無ければランチャーが入れ始めます。ランチャーには Microsoft .NET Framework 4.5.2 以降、エディタには .NET SDK 10 が要ります。

Flax Engine の記録の残り方

ログのファイルは、既定で企画のフォルダの Logs に置かれます。ただし、組み上げたゲームは書き込みのできないフォルダに入ることが多いため、その場合は %LocalAppData%\<CompanyName>\<ProductName> の一時のフォルダに置かれます。この2つの名前は Game Settings で決めます。

デバッグ版と開発版では、環境によってクラッシュのダンプの収集に対応しています。既定では Logs の中の Crash_<log_name> というフォルダに作られ、元のログの写しと記憶の中身が入ります。

Flax Engine の資料

公式ドキュメントの Get started には、はじめの手順として、Flax の入手、企画の作成、作例と手引きの項があります。ほかのエンジンから移ってくる人向けには、UE5 からの移行、Unity からの移行、Godot からの移行の項があります。このほかに、基本を学ぶ項として、エディタの使い方、シーン、アセット、企画の構成、プレハブ、用語集があります。

Flax Engine の費用とライセンス

Flax Engine は無料で使い始められます。ゲームを出したら、暦の四半期あたり25万ドルを超えた収益に対して4%のロイヤリティを支払います。

ロイヤリティとは

ロイヤリティは、ツールやライセンスを使って得た売上のうち、決められた割合を提供元へ支払うお金のことです。Flax Engine では、暦の四半期の収益が25万ドルを超えた分にかかります。

エンジンと関連するツール、すべての機能、対応するすべての機械、エディタのソースコード、完成した作例、更新の続く Flax Samples を、無料で使えます。非商用または教育の用途でも、無料で使えます。

項目 内容
使い始め 無料
ロイヤリティ 暦の四半期の収益 25万ドル超の分に 4%
ソースコード GitHub で公開
別の契約 席ごと(月払い・年払い)や案件ごとなどの定額の契約も用意されている

Flax Engine と関連するツールを使う前に、Flax Engine の利用許諾(End-User License Agreement)に同意する必要があります。ゲーム以外の分野に向けては、席ごとの契約(月払い・年払い)や、案件ごとなどの定額の契約があり、価格はたとえば開発するチームの人数や製品の対象となる利用者によって変わります。

Flax Engine は公式サイトからダウンロードできます。ダウンロードするのは Flax Launcher のインストーラーで、Linux 向けと macOS(arm64)向けのエディタは、それぞれ個別にダウンロードできます。

作例は Launcher の中のストアか GitHub のリポジトリから取得できます。エンジンのソースコードは GitHub で公開されています。

情報源

Flax Engine のページに出た言葉

Flax Engine と同じ分類のほかのツールゲームエンジン・フレームワーク 全62件

ゲームエンジン・フレームワークの一覧を見る

このページの内容の誤りは、問い合わせの窓口で受け付けています。