Colyseus とは|サーバー側で状態を持つ多人数プレイのフレームワーク
Colyseus は、多人数で同時に遊ぶゲームのサーバーを作るための枠組みです。ゲームの状態をサーバー側で持ち、つながっているすべての相手へ自動で配ります。
- 分類
- ゲームエンジン・フレームワーク
- 制作の流れ
- 制作
- 日本語対応
- 日本語非対応
- 費用
- 本体は無料(MIT ライセンス)。公式の預かり Colyseus Cloud は月15ドルから
- 公式サイト
- https://colyseus.io/確認日 2026-09-18
Colyseus の概要
Colyseus(コリシアス)は、多人数で同時に遊ぶゲームのサーバーを作るための枠組みです。公式サイトは、掲げる一文を「Real-Time Multiplayer Framework for Node.js(Node.js のための、その場で通じ合う多人数プレイの枠組み)」としています。
Colyseus はオープンソースの Node.js 向けの枠組みで、相手合わせ(マッチメイキング)・状態のそろえ方・各エンジン向けの開発キットを最初から備えています。名前が挙がっているのは Unity・Defold・Construct・Haxe・JavaScript などです。
権利の表示は「© 2026 Endel Dreyer」です。2026年9月18日の時点で、公式サイトは Colyseus 0.18 を案内しています。
Colyseus の特徴
Colyseus はゲームを描く機能を持ちません
Colyseus が受け持つのは、サーバー側で状態を持ち、つながっている相手へ配る部分です。絵や音を描く機能は持ちません。画面の描画は、組み合わせるエンジンや枠組みの側が行います。
Colyseus が挙げている6つの点
| 点 | 中身 |
|---|---|
| 状態のそろえ方 | 状態を短い形に直して自動で配ります。状態を1度決めれば、あとはどこへでも配られます |
| 相手合わせ | 部屋の用意と参加者の組み合わせを自動で行います。絞り込みと並べ替えは自分で決められます |
| 規模を広げられること | 同時に遊ぶ人数が10人から1万人を超えるところまで広げられます。部屋は複数の処理や複数の機械に分けて置けます |
| 不正が通りにくい作り | 決定はサーバーが持ちます。遊ぶ側が送るのは入力だけで、何が起きるかはサーバーが決めます |
| 複数の環境向けの開発キット | JavaScript・Unity・Defold・Construct 3・Haxe・Cocos Creator など |
| 無料でオープンソースであること | MIT ライセンス。商用のゲームでもずっと無料で、置く場所も自分で決められます |
MIT ライセンスとは
MIT ライセンス(MIT License)は、著作権の表示とライセンス文を残せば、商用も含めて自由に使ってよいとする短い決まりです。
Colyseus の書き方
サーバー側では、Room を継承した組(クラス)に状態を持たせます。公式サイトが載せている例では、state にゲームの状態を置き、messages の中に遊ぶ側から届く合図(move など)への応じ方を書きます。参加したときは onJoin、離れたときは onLeave が呼ばれます。
遊ぶ側では、@colyseus/sdk の Client でサーバーへつなぎ、joinOrCreate("game_room") で部屋へ入ります。状態の変化は Callbacks から受け取り、onAdd・onChange・onRemove で画面を書き換えます。サーバーへ送るのは room.send("move", { x: 10, y: 20 }) のような形です。
公式サイトは、同じことを TypeScript・React・Unity(C#)・Godot・GameMaker・Defold・Haxe・C・Construct 3 のそれぞれで書いた例を並べています。
Colyseus が対応するエンジン
公式サイトが並べているのは、TypeScript・Unity・Godot(先行して試す段階)・GameMaker(同)・Defold・Haxe・C(同)・Construct 3 です。
Colyseus を置く場所
公式サイトは、Colyseus のサーバーがふつうの Node.js のアプリであることを書いています。独自の実行環境も、囲い込みもありません。npm のどの部品も、いま使っているツールも、そのまま使えます。
置く先として名前が挙がっているのは AWS・Google Cloud・DigitalOcean などです。
Colyseus の始め方
公式サイトは npm create colyseus-app@latest ./my-server を示しています。Node.js が要ります。
Colyseus の費用とライセンス
Colyseus 本体は無料です。公式サイトは「MIT licensed. Free forever, even for commercial games.(MIT ライセンス。商用のゲームでもずっと無料)」と書いています。
公式が運営する預かりのサービス(Colyseus Cloud)は有料で、月15ドルからです。
| 使い方 | 費用 | 中身 |
|---|---|---|
| Open Source | 無料 | 自分のサーバーに置きます。支えは共同体です。制限はありません |
| Colyseus Cloud | 月15ドルから | Colyseus Cloud のサーバーに置きます。安全な通信の証明書の管理つき。同時に遊ぶ人数・1日/1か月あたりの人数・通信量の上限はありません。支えは電子メールです |
企画を支える道として、公式サイトは寄付と物品の販売の2つを用意しています。寄付をした人には、限定の実演・全部のソースコード・進んだ手引きが渡されます。
- Colyseus|公式サイトhttps://colyseus.io/
情報源
- Colyseus — 公式サイト(掲げている一文・6つの点・サーバーと遊ぶ側の書き方・対応するエンジン・置く場所・始め方・ライセンスの言明・版の案内)https://colyseus.io/確認日 2026-09-18
- Pricing — Colyseus 公式サイト(無料の範囲と有料の預かりの中身・月15ドルからという金額・支援した人に渡るもの)https://colyseus.io/pricing/確認日 2026-09-18
- colyseus/colyseus — 公式リポジトリ(企画の置き場・ライセンスの表示)https://github.com/colyseus/colyseus確認日 2026-09-18
- Colyseus — 公式ドキュメント(資料の構成)https://docs.colyseus.io/確認日 2026-09-18