Babylon.js とは|ブラウザで動く無料の3D描画エンジン
Babylon.js は、ブラウザ上で動作する3D描画エンジンです。無料でオープンソース(Apache License 2.0)で公開されています。
- 分類
- ゲームエンジン・フレームワーク
- 日本語対応
- 日本語非対応
- 費用
- 無料(Apache License 2.0)
- 公式サイト
- https://www.babylonjs.com/確認日 2026-09-08
Babylon.js の概要
Babylon.js は、Webブラウザ上で3Dコンテンツを描画するためのレンダリングエンジンです。強力で美しく、シンプルで開かれたWebレンダリングエンジンを目指しています。最新版はBabylon.js 9.0です。
Babylon.js の特徴
Babylon.jsでは、ノードベースのマテリアルエディタ、パーティクルエディタ、シェーダーの検証ができるSandbox、Playgroundと呼ばれるブラウザ上の実験環境などを使って、ブラウザで動く3Dコンテンツを作れます。公式サイトの事例には、Mojangの「Minecraft Classic」やMicrosoftの「Xbox Design Lab」など、企業が公開しているWeb上の3D体験が挙げられています。
Babylon.js が扱う 3D
3Dの描画エンジンです。公式のリポジトリの説明は、ゲームと描画のエンジンを JavaScript の枠組みにまとめたものと位置づけています。
Babylon.js の使用言語
JavaScript です。型の定義も付いているので、TypeScript からもそのまま使えます。CDN から babylon.js を読み込む道と、npm の babylonjs(または ES6 版の @babylonjs/*)を入れる道の2つが公式のリポジトリに示されています。ES6 版を使うと、使っていない部分を落とせます。
import * as BABYLON from 'babylonjs' でまとめて読み込むか、import { Scene, Engine } from 'babylonjs' のようにクラス単位で読み込みます。
Babylon.js の対応プラットフォーム
| 動かす先 | 中身 |
|---|---|
| ブラウザ | 本体。Web の描画エンジンとして動きます |
| ネイティブのアプリ | Babylon Native。Babylon.js のコードから、各プラットフォーム向けのネイティブのアプリを組み立てます |
| React Native | Babylon React Native。画面の技術を選べます |
| XR | WebXR に対応します |
Babylon.js に標準で入っている機能
公式サイトが 9.0 の新しい点として並べている項目です。
| 機能 | 中身 |
|---|---|
| Clustered Lighting | 光源をまとめて扱う描画 |
| Textured Area Lights | 絵を貼った面光源 |
| Node Particle Editor | ノードをつないでパーティクルを組む編集画面 |
| Particle Flow Maps and Attractors | パーティクルの流れの地図と引き寄せ |
| Volumetric Lighting | 体積のある光 |
| Frame Graph | 描画の流れをグラフの形で組み立てます |
| Animation Retargeting | 別の骨組みへ動きを移します |
| Gaussian Splat | 点の集まりで場面を表す方式への対応 |
| Large World Rendering | 広い世界の描画 |
| Geospatial Camera・3D Tiles | 地理の座標に合わせたカメラと、3D Tiles の読み込み |
| Physically Based Atmosphere・OpenPBR | 物理にもとづく大気と、OpenPBR の材質 |
| Dynamic IBL Shadows | 環境光にもとづく影 |
| Signed Distance Field Text・Outline Renderer | 距離の場で表すため、拡大してもふちが崩れない文字と、輪郭の描画 |
| Nav Mesh | 経路探索のための面 |
| Audio Engine | 音の仕組み |
編集のツールとしては、Babylon.js Editor・Playground・Sandbox・Inspector v2・Viewer と、ノードで組む各種のエディタ(材質・ジオメトリ・スマートフィルター・パーティクル・描画の流れ)が公式サイトに並んでいます。
Babylon.js が読み込める形式
公式のドキュメントが、標準で用意されている読み込みの部品(プラグイン)として挙げている拡張子です。
| 素材 | 対応する形式 |
|---|---|
| glTF | .gltf・.glb(2進の形) |
| USD | .usd・.usda・.usdc・.usdz |
| そのほかの3Dモデル | .obj・.stl・.ply |
| 点の集まり | .compressed.ply・.splat・.spz |
自分で読み込みの部品を作って、ほかの形式を足すこともできます。書き出しの側は、公式サイトの EXPORTERS に案内があり、9.0 では 3MF の書き出しが加わりました。
Babylon.js の費用とライセンス
Babylon.js は無料で、Apache License 2.0(改変・再配布・商用利用を認めるオープンソースライセンス)のもとで公開されています。GitHub上でソースコードが公開されています。
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| 利用 | 無料 |
| ライセンス | Apache License 2.0 |
Babylon.js は、公式サイトまたはGitHubから無料で入手できます。ブラウザ上のPlaygroundから、インストールなしで試すこともできます。
- Babylon.js を手に入れるhttps://www.babylonjs.com/
情報源
- Babylon.js — 公式サイト(9.0 の機能・編集の道具・採用事例の紹介)https://www.babylonjs.com/確認日 2026-09-17
- GitHub — BabylonJS/Babylon.js(README・license.md:位置づけ・CDN と npm・ES6 版・Apache License 2.0)https://github.com/BabylonJS/Babylon.js確認日 2026-09-17
- Babylon.js Documentation — Loading Any File Type(標準で用意されている読み込みの部品と対応する拡張子)https://doc.babylonjs.com/features/featuresDeepDive/importers/loadingFileTypes確認日 2026-09-17
- Babylon Native(Babylon.js のコードからネイティブのアプリを組み立てる仕組み・React Native・WebXR)https://www.babylonjs.com/native/確認日 2026-09-17