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レベル:開発者向け

HaxeFlixel とは|Haxe で書く無料の2Dゲームエンジン

公開 2026-09-13更新 2026-10-09HaxeFlixel

HaxeFlixel は、Haxe というプログラミング言語で書く2Dゲームエンジンです。個人でも商用でも完全に無料で使え、1つのソースコードからパソコン・スマートフォン・Web へ書き出せます。

分類
ゲームエンジン・フレームワーク
日本語対応
日本語非対応
費用
無料
公式サイト
https://haxeflixel.com/
このページの目次
  1. HaxeFlixel の概要
  2. HaxeFlixel の特徴
  3. HaxeFlixel の費用とライセンス
  4. 情報源

HaxeFlixel の概要

HaxeFlixel は、Open Flash Library と Haxe Toolkit で使うために書かれた、オープンソースの2Dゲームエンジンです。個人での利用でも商用の利用でも完全に無料です。

Haxe とは

Haxe は、オープンソースの高水準のプログラミング言語とコンパイラから成ります。ECMAScript 寄りの構文で書いたプログラムを、複数のターゲット言語へコンパイルできます。適切な抽象化を用いれば、複数のターゲットへコンパイルされる1つのコードベースを保てます。HaxeFlixel は、この言語で書きます。

HaxeFlixel の大部分は、Adam "Atomic" Saltsman の作った ActionScript 3 版の Flixel に基づいています。

企画は Alexander Hohlov(GitHub 上の名前は Beeblerox)が立ち上げ、最初の版は2011年に完成しました。企画の中心のメンバーは、Alexander(Beeblerox)・Chris・GameDevSam・Gama11・Larsiusprime・ProG4mr・Sergey Miryanov です。

HaxeFlixel の特徴

HaxeFlixel が扱う次元

HaxeFlixel は2Dのゲームエンジンです。1つのソースコードから複数の環境に向けて書き出せます。

HaxeFlixel の使用言語

書くのは Haxe です。HaxeFlixel は Haxe(言語とそのツール一式)、OpenFL(Web・パソコン・スマートフォン向けの Flash の API)、Flixel(元になった企画)の上に成り立っています。

編集に使うエディターか IDE は自分で選びます。選択肢には Visual Studio Code(VS Code)などがあり、もっと広い一覧は haxe.org にあります。

HaxeFlixel の対応プラットフォーム

HaxeFlixel は現在、OpenFL を通して次の書き出し先に対応しています。

区分 書き出し先
パソコン Windows・Mac・Linux
スマートフォン iOS・Android
Web Flash・HTML5

これらを使うには、その環境に応じた SDK と設定が要ります。設定は、lime setup windows・lime setup mac・lime setup android といった Lime の設定のコマンドで進めます。

HTML5 向けには、次の注意があります。文字は、いまのところビットマップフォントを使うほうが問題を避けられること、ふつうのフォントを使うならぼやけを避けるため12より大きい寸法にして、拡大の具合によっては手で調整すること(フォントの埋め込みには対応していません)。音は .ogg を使うこと(.mp3 と .wav にも対応していますが、SoundJS が認識せず、消すか差し替えるまで企画が動かなくなることがあります)。パーティクルは数を少なく抑えることです。

HaxeFlixel が標準で使える機能

HaxeFlixel には、次のような機能があります。

区分 機能
表示 動く物体を数千単位で表示する/文字とビットマップフォントの表示
物体 物体どうしの基本的な当たり判定/物体をまとめて扱う/物体の使い回し
地形 タイルマップで面を作る
演出 パーティクルの生成と放出/トゥイーンの仕組み
進行 経路の探索と追従
作業 操作の記録と再生/対話できるデバッガとコンソール
その他 数と色のためのユーティリティ

ActionScript 3 版から改良された点は、次のとおりです。オープンソースの Haxe を使うこと、Linux・Mac・Windows へ書き出せること、スマートフォンとパソコンへネイティブのコードとして書き出せること、GPU による高速化、Nape による物理演算、デバッガと対話できるコンソールの改良、テクスチャのまとめ描きとキャッシュ、OpenFL のネイティブ拡張を使えること、素材を扱う仕組み、トゥイーンの仕組みです。

入力は、キーボード・マウス・ゲームパッドを扱えます。Actions の仕組み(FlxAction)を使うと、キーやボタンの入力ではなく、跳ぶ・撃つのような操作を単位にして扱えます。

HaxeFlixel の入れ方と拡張

安定版は haxelib install flixel で入り、依存する Lime と OpenFL も一緒に入ります。5.9.0 以前の HaxeFlixel を使う場合は、Lime と OpenFL を別に入れる必要があります。

入れ終わった時点で、HTML5・Flash・Neko へはそのまま書き出せます。パソコンとスマートフォン向けには、それぞれの lime setup のコマンドを走らせておく必要があります。

追加のライブラリ(アドオン・UI・デモ・ツール一式・雛形など)は haxelib run lime setup flixel でまとめて入ります。企画の雛形などに使う flixel-tools は haxelib install flixel-tools と haxelib run flixel-tools setup で入ります。更新は haxelib update flixel で行い、flixel-addons のような別のライブラリも同じ形で更新します。開発中の版は HaxeFlixel の GitHub のリポジトリの dev のブランチで作られていて、安定版と同じだけの試験を経ていないことがあります。

HaxeFlixel の資料

公式サイトには、79件のデモと、実際に作られた作品を並べた Showcase のページがあります。学ぶための資料としては、導入の手引き、14章に分かれたチュートリアル、HaxeFlixel Handbook、API の資料、FAQ が用意されています。

HaxeFlixel Handbook が節を立てているのは、Flixel の表示の並び、FlxGroup、FlxSprite、FlxState、FlxSave、FlxTween、条件つきコンパイル、書き出し先(パソコン・スマートフォン・Android・iOS・Neko)、入力(キーボード・マウス・ゲームパッド・Actions)、困ったときの調べ方、デバッガとその操作です。資料の区画には、早見表、XML の企画の書式、ゲーム開発のツール、コンパイラの条件、Haxelib の使い方なども置かれています。

HaxeFlixel の費用とライセンス

HaxeFlixel は、個人での利用でも商用の利用でも完全に無料です。

項目 内容
費用 無料
個人での利用 無料
商用の利用 無料
ソースコード GitHub で公開(haxeflixel/flixel)

資料は flixel-docs というリポジトリから供給されていて、GitHub での提案を受け付けています。

HaxeFlixel は公式サイトから使い始められます。トップページには Getting Started と GitHub への入口が並んでいて、導入の手順は Docs の Install HaxeFlixel に置かれています。

ソースコードは GitHub の haxeflixel/flixel で公開されています。助けを求めたり話したりする場には、Discord のサーバーや、公式サイトの Forum(掲示板)のリンク先の GitHub Discussions などがあります。新しい版の知らせは、Twitter の @HaxeFlixel か、公式サイトの Blog で追えます。

情報源

HaxeFlixel のページに出た言葉

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