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レベル:開発者向け

MonoGame とは|C# で書いて複数のプラットフォームに出す無料のフレームワーク

公開 2026-09-10更新 2026-09-10MonoGame

MonoGame は、C# などの .NET の言語でゲームを書くフレームワークです。完全に無料で、ソースコードも公開されています。書き出せる先は、パソコン(Windows・MacOS・Linux)と携帯機器(Android・iOS・iPadOS)と据え置きのゲーム機です。所有と開発は MonoGame Foundation が行っています。

分類
ゲームエンジン・フレームワーク
日本語対応
日本語非対応
費用
無料
公式サイト
https://www.monogame.net確認日 2026-09-05
このページの目次
  1. MonoGame の概要
  2. MonoGame の特徴
  3. MonoGame の費用とライセンス
  4. 情報源

MonoGame の概要

MonoGame は、公式サイトが、複数のプラットフォームに向けたゲームを作るための1つのフレームワークだと説明しているフレームワークです。書くのは C# などの .NET の言語で、Microsoft と Mono のプラットフォーム上で動きます。

公式サイトの About のページによると、所有と開発を行っているのは MonoGame Foundation です。これは2023年9月に設立された、米国の 501(c)(3) の非営利の団体で、資金は個人と法人の寄付から来ています。運営の記録(毎月の理事会の議事録)も公開されています。

MonoGame の特徴

MonoGame の使用言語

公式サイトは、書く言語を C# などの .NET の言語としています。Microsoft と Mono のプラットフォーム上で動き、エディタは自分で選べます。公式サイトが挙げているエディタは Visual Studio Code・Visual Studio・JetBrains Rider の3つです。

公式ドキュメントの Getting Started も、開発環境を用意したあとに統合開発環境を選ぶ順で、Visual Studio for Windows・VS Code・Rider の3つを並べています。

MonoGame の対応プラットフォーム

公式ドキュメントの Supported Platforms は、書き出せる先をパソコン・携帯機器・コンシューマー機(Nintendo Switch や PlayStation などのゲーム専用機)の3つに分けています。書き出し先は、プロジェクトの型(テンプレート)を選ぶ形で決まります。

MonoGame から書き出せる先と、そのとき別に必要になるもの

書き出す先プロジェクトの型別に必要になるもの
WindowsWindowsDXDirectX June 2010 ランタイム
Windows・macOS・LinuxDesktopGLOpenGL 2.0 と ARB_framebuffer_object 拡張、または OpenGL 3.0
AndroidAndroid.NET MAUI のワークロード、Java 11 JDK、Android SDK 31
iOS・iPadOSiOS.NET MAUI のワークロードと Xcode
PlayStation 4・5/Xbox/Nintendo Switch公開されていませんそのプラットフォームからの開発者向けのアクセス
表1

DesktopGL は、1つのプロジェクトと同じソースコードから Windows・macOS・Linux の3つを書き出す型です。公式ドキュメントによると、この型ならどの OS の上からでも別の OS 向けにビルドできます(Windows 上から Linux 向けを作れます)。

MonoGame が標準で使える機能

公式ドキュメントは、プロジェクトの型ごとに、画面・描画・音のそれぞれを何で実現しているかを書いています。

プロジェクトの型 画面 描画 音
WindowsDX WinForms DirectX(9.0c 以降) XAudio
DesktopGL SDL OpenGL OpenAL-Soft
Android .NET Android OpenGL OpenAL
iOS .NET iOS OpenGL OpenAL

公式ドキュメントには、DesktopGL には動画再生の実装がまだ無いという注記が置かれています。

MonoGame が読み込める形式

MonoGame は、素材を扱う仕組みとして Content Pipeline を自前で持っています。公式ドキュメントは、扱う対象としてテクスチャ・効果音・音楽・動画・独自のシェーダー(画面の見え方を決める小さなプログラム)に加えて、ステージや敵の定義といった独自のファイルを挙げています。

Content Pipeline は、素材をそのまま読むのではなく、書き出し先ごとに最適化した XNB という形式へ変換します。公式ドキュメントが節を立てているのは、変換を行う MGCB Editor、TrueType フォント、独自のシェーダー、そして言語の切り替えです。

MonoGame の拡張

公式ドキュメントは、書き出し先ごとの型のほかに2つの型を挙げています。1つは .NET Class Library(型の識別子 mglib)で、DLL の形でコードを配ったり、書き出し先の違う複数のプロジェクトで同じコードを使ったりするためのものです。もう1つは Content Pipeline Extension(型の識別子 mgpipeline)で、Content Pipeline が素材を XNB へ変換する処理を自分で書き足すためのものです。

本体は NuGet パッケージ(.NET のライブラリを配る仕組み)として配られていて、公式ドキュメントは開発版の NuGet パッケージの使い方も別に載せています。

MonoGame の動作環境

公式ドキュメントによると、C# で書くには .NET SDK が要ります。MonoGame 3.8.4.1 の時点で必要な最も低い版は .NET 9 で、.NET 10 にも対応しています。Visual Studio を使う場合は、インストーラーに .NET が含まれます。

書き出し先ごとの条件は、DesktopGL が Windows 8.1 以降・macOS Catalina 10.15 以降・Linux(64ビットのみ)、WindowsDX が Windows 8.1 以降です。Android と iOS に向けて作るときは、MonoGame が MAUI を使っていなくても、デバッグのツールが含まれるため MAUI のワークロードを入れる必要があると公式ドキュメントは書いています。

環境を用意する手引きは Windows・macOS・Ubuntu の3つが用意されています。

MonoGame のコンシューマー機への対応

公式ドキュメントは、既定で対応する書き出し先として Xbox・PlayStation 4・PlayStation 5・Nintendo Switch を挙げています。公式サイトの一覧では Xbox One と書かれています。

これらは登録した開発者に限られ、一般には公開も文書化もされていません。公式ドキュメントは、利用するにはそのゲーム機のアカウントマネージャーに連絡することと、これらの書き出し先の文書はそれぞれのリポジトリ(ソースコードの置き場所)にあることを書いています。

MonoGame の費用とライセンス

MonoGame は無料です。公式サイトは、完全に無料で、ソースコードが公開されていると書いていて、全部のソースコードが公開されています。GitHub で中身を見ることも、複製することも、分岐(フォーク)を作ることもできます。

据え置きのゲーム機に出す場合は、そのプラットフォームでの承認が別に要ります。

項目 費用 条件
本体 無料 ソースコードが公開されている
据え置きのゲーム機への書き出し 無料 そのプラットフォームでの承認が別に要る
寄付 任意 MonoGame Foundation の資金になる

MonoGame は公式サイトの Getting Started から始められます。ソースコードは GitHub で公開されています。

情報源

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