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レベル:実践

配信動画で BGM に申し立てが付くとき|Content ID と素材サイト

公開 2026-10-22更新 2026-10-22

YouTube にアップロードした動画は Content ID に自動でスキャンされ、著作権者から送られた音声ファイルと映像ファイルのデータベースと一致するものが見つかると、Content ID の申し立てを受けます。

このページの目次
  1. YouTube の Content ID と申し立て
  2. 素材サイトごとの決まり
  3. 期限や条件の注意
  4. 申し立てを受けた動画を探して異議申し立てをする
  5. OpenTracks の音源で申し立てを受けたとき
  6. 次に読む
  7. 情報源

YouTube の Content ID と申し立て

Content ID は YouTube の自動コンテンツ識別システムで、一定の基準を満たす著作権者が、著作権で保護されたコンテンツの識別・管理に使えます。

Content ID の申し立てを受けた動画の扱いは、著作権者の Content ID の設定に応じて、次のいずれかになります。視聴をブロックする「ブロック」、広告を掲載して収益化し、場合によってはアップロードしたユーザーと収益を分配する「収益化」、視聴者に関する統計情報を追跡する「トラッキング」です。

この扱いは地域別に設定でき、特定の地域に限られる場合もあります。たとえば、ある国や地域では収益化し、別の国や地域では同じ動画をブロックまたはトラッキングに設定できます。

動画の長さで扱いが分かれます。3 分を超える動画は、トラッキングか収益化の対象に設定されていれば、申し立てが有効でも YouTube で引き続き視聴できます。1~3 分間のショート動画は、有効な申し立てが 1 つでもあれば、設定に関係なくブロックされます。

Content ID の申し立ては、著作権侵害による削除通知とも、著作権侵害の警告とも別のものです。影響が及ぶのは動画で、通常、チャンネルやアカウントには及びません。申し立てを受けただけで、チャンネルが著作権侵害の警告を受けることはありません。警告が出るのは、妥当な削除通知が行われたあとです。

素材の音から Content ID の申し立てまでの流れ

素材の音から Content ID の申し立てまでの流れ1素材サイトの BGM・効果音利用の決まりは素材サイトごとに違う2ゲームに入れるゲームの BGM・効果音に使う3配信動画を YouTube にアップロードするアップロードされた動画が対象4Content ID が自動でスキャンする著作権者から送られた音声ファイルと映像ファイルのデータベースと照合する5一致が見つかる動画が Content ID の申し立てを受ける
図1

素材サイトごとの決まり

動画・配信での利用、Content ID・識別サービスについて、クレジット表記の決まりを、素材サイトごとに並べます。

素材サイト 動画・配信での利用 Content ID・識別サービスについて クレジット表記
OpenTracks(旧 DOVA-SYNDROME) 背景音楽としての利用例に、YouTube・TikTok・Twitch・IRIAM・Podcast・その他のオンライン映像・コンテンツ配信での利用、映像・ラジオ・その他の生放送コンテンツでの利用などがあります。音源を主たるコンテンツとして配信するものは、ライセンス対象外利用です 音楽として UGC サービス(ユーザー投稿型の無償視聴可能なインターネットサービス)その他のプラットフォームにおけるフィンガープリント(YouTube では Content ID をいいますが、これに限られません)へ登録することは、禁止事項です。対象は、音源・音源に係る楽曲・音楽作品その他の制作物で、ライセンスの範囲内か範囲外かは問いません 著作権表示・提供等の表示は不要です。作曲・制作者が別途利用条件を設けていることがあり、その場合は作曲・制作者の利用条件が優先されますが、利用料を請求しないことと表示が不要なことと禁止事項は、ライセンスが優先します
魔王魂 個人・商用を問わず、あらゆるジャンルのコンテンツで利用できます 公式のページに記載なし 著作表記が必要です。YouTube では動画内か詳細欄のどちらでもかまいません。著作表記が不可能な場合(テレビ CM・TV 番組・お笑いライブ・トークショーなど)は、必要ありません
SOUNDRAW クリエイタープランでは、プロジェクトやコンテンツの BGM として使えます。プランごとの違いは、下の「期限や条件の注意」にあります YouTube の Content ID などの識別サービスへの登録は、禁止事項です SOUNDRAW の表記は必要ありません(完全に任意)
効果音ラボ 使用例に、YouTube(収益化しても可)・ニコニコ動画などがあります。ただし、効果音のみを流す動画や、効果音の紹介を目的とした動画などは再配布に該当します(動画であっても内容次第では再配布に該当する可能性があります) 効果音を使用した音楽を、YouTube で Content ID 登録することは禁止です。他者の効果音利用に影響する恐れがある行為が禁止で、これはその例です 報告・リンク・クレジット表記は不要です(禁止ではなく任意)

ゲームそのものの実況・動画投稿の扱いを権利者が示した文書は、配信ガイドラインで説明しています。

期限や条件の注意

  • OpenTracks:音源を背景ではなく主として使う場合(ライセンス対象外利用)は、「音楽作品における利用」として定められた場合を除き、ライセンスの範囲外です。音源を作品等に使わず付加価値を加えないまま、音源を主なコンテンツにした動画等(「作業用BGM」「ヒーリングミュージック」「音楽紹介を主なコンテンツとするWEBラジオ」など)を公開することは、禁止事項です。
  • SOUNDRAW:作業用BGM・瞑想コンテンツ・Lofi girl系コンテンツなど、音楽+静止画で構成されるコンテンツを YouTube などにアップロードする場合は、アーティストプランである必要があります。ダウンロードした曲をそのまま使うことはできますが、公開できるのはサブスクリプションが有効な期間に限られます。

申し立てを受けた動画を探して異議申し立てをする

異議申し立てを行えるのは、Content ID システムによる著作権の申し立てを受けている動画で、次のような正当な理由があるときです。使うために必要な権利をすべて所有している場合、フェアユースなど著作権の例外に該当する方法で使っている場合、動画が誤認識された、またはエラーが発生したと考える場合です。

著作権者の情報を明示している・動画または曲のコピーを所有している・動画の収益化を無効にしている、は、異議申し立ての正当な理由に当たりません。

Content ID の申し立てに対する異議申し立ての手順は、次のとおりです。

  1. YouTube Studio にログインします。
  2. 左側のメニューから「コンテンツ」を選択します。
  3. 「動画」タブで、異議申し立てを行う動画を探します。
  4. フィルタバーの「申し立て」をクリックします。動画を探すときに使えます。
  5. 「制限」列の「申し立て」にカーソルを合わせます。
  6. 「詳細を表示」をクリックします。
  7. 「使用されたコンテンツ」で対象の申し立てを見つけたら、「対応する」「異議申し立て」をクリックします。

申し立てをした申立人は、手順 6 の「詳細を表示」のあと、「使用されたコンテンツ」セクションの「詳細を表示」から、「申立人」で確認できます。見覚えのない著作権者でも、申し立てが無効とは限りません。

提出すると、申立人に 30 日間の対応期限が与えられ、申立人は申し立てを取りやめる、復活させる、著作権侵害による削除通知を送る、のいずれかの対応ができます。取りやめの場合、収益化していた動画では収益化の設定が自動で復元されます。復活の場合は、異議申し立てが却下され、申し立てが維持されます。削除通知が妥当なら、動画は YouTube から削除され、チャンネルは著作権侵害の警告を受けます。30 日以内に対応がなければ、申し立ては期限切れとなり、取り下げられます。

提出した異議申し立ては取り消せません。正当な理由がないまま提出すると、著作権者によって動画の削除依頼が提出される可能性があり、正当な削除通知を YouTube が受け取ると、アップロードしたアカウントは著作権侵害の警告を受けます。繰り返したり不正に行ったりすると、動画やチャンネルにペナルティが科される場合があります。YouTube は異議申し立ての仲裁を行いません。

申し立てが有効だと考える場合の対応には、何もしない(申し立てを残したまま、後で別の対応もできます)、申し立てを受けたコンテンツを動画から削除する(曲の消去(ミュート)・セグメントのカット・YouTube オーディオ ライブラリの他の音声への置き換え。いずれかの対応を正しく行うと、申し立ては自動的に削除されます)があります。YouTube パートナー プログラムに参加していて、動画内の音楽に申し立てを受けた場合は、音楽出版社と収益を分配できることがあります。申し立てが無効だと考える場合は、上の手順で異議申し立てを行えます。

OpenTracks の音源で申し立てを受けたとき

OpenTracks の音源を使った動画が YouTube で著作権侵害の申し立てを受けた場合、次の原因が考えられます。

  • ライセンスまたは作曲・制作者の利用条件に違反している場合:違反する動画に音源が使われると、権利者(作曲者、または OpenTracks および代理人の TRACKS Inc.)から著作権侵害の申し立てが行われる場合があります。
  • 申し立て元が「TRACKS Inc.」の場合:OpenTracks の音源の YouTube 上の著作権管理は、株式会社 TRACKS が行っています。TRACKS Inc. から申し立てが付いた動画は、ライセンスの禁止事項または作曲者の定める利用条件に違反している可能性があります。複数または悪質な違反が検出された YouTube アカウントは、ブラックリストに登録され、以降は違反の有無にかかわらず、検出された全動画が申し立ての対象になります。
  • 申し立て元が「TRACKS Inc.(Publishing)」の場合:OpenTracks の公開音源に誤った権利主張をする団体への措置として、YouTube 上で音源を管理する権限(出版権)を、株式会社 TRACKS に取り戻す手続きが始まっています。この間、音源を使った動画の「一部」に、「TRACKS Inc.(Publishing)」の申立が一時的に付く不具合が確認されています。しばらくすると動画は正常なステータスに復帰し、YouTube 上で異議の申立をすると、対象動画に対して速やかに対応が行われます。
  • 著作権関係団体・組織による誤った申し立ての場合:「音楽出版権」と呼ばれる権利を、海外の著作権関係団体・組織が YouTube 上で誤って主張するケースが報告されています。そうした団体が権利を主張した楽曲を YouTube 動画で使うと、動画に広告が表示されない、動画の広告収益の一部が没収される、動画の説明に楽曲のクレジットが表示される、という問題が起きる可能性があります。音源を権利者の許可なくサンプリング・改変するなどして YouTube 上で権利申請する海外の団体も含まれています。「誤った権利主張」「サンプリング・改変による権利申請」のどちらも、申立を受けた本人による YouTube 上での異議申し立てか、YouTube のサポートへの問い合わせで対応します。
  • サンプリング素材を使っている音源の場合:正規購入されたサンプリング素材を使って制作された音源の可能性があり、申し立て元が素材部分のフレーズを指して権利侵害を申し立てているなら、異議申し立てを行えます。素材使用の有無・制作経緯などについての問い合わせ先は、その音源の作曲者です。
  • 上のどれにも当たらない場合:お問合せフォームでは、対象動画の URL・申立元・権利所有者の情報と詳細を併せて受け付けています。必要事項の記載が無い問い合わせには対応できません。

次に読む

配信者へのキーの配り方は、配信者にゲームのキーを配る手順にあります。

情報源

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