Steam のタグは発売前に5つ以上、効くのは上位20|トレーラーは1920×1080
タグは発売前に5つ以上付ける決まりです。利用者に見え、露出に効くのは上位20です。トレーラーは1920×1080まで、30か60フレーム毎秒、5,000Kbps以上で上げます。
タグは何本付けるのか
Valve は、発売の前にタグを5つ以上付けることを求めています。
タグは、遊ぶ人がそのゲームを手早く知るためだけのものではなく、そのゲームを Steam のどこに出すかを Steam が決めるためにも使われます。そろったタグがあると、ストアページにタグのデータが出るほかに、ジャンルや分類の閲覧、タグを使った検索、タグにもとづく推薦の探索、ライブラリの中でタグから自動でまとまる収集などの場面で、Steam が利用者により良い結果を出せます。
タグを付ける人と、付ける場所
タグは、開発者と、制限のかかっていないアカウントを持つ利用者と、Steam の管理者が、それぞれ付けられます。
開発者が付けるときは、Steamworks のタグの案内画面(Tag Wizard)を使います。ゲームの Store Presence(ストアプレゼンス)の Edit Store Page(ストアページを編集)の Basic Info(基本情報)の欄の、Tags(タグ)の下にあります。この画面を使うには、そのゲームについて Edit App Metadata(アプリメタデータの編集)と Publish App Changes to Steam(アプリの変更を Steam に公開)の権限が要ります。
案内画面は、いくつかの画面をたどりながらタグの組み合わせを作ります。扱う軸として、ジャンル(もっとも細かい下位ジャンルまで)、次元(2D・2.5D・3D)や視点(三人称・一人称・見下ろし・アイソメトリック・横スクロールなど)や作風(ドット絵・写実的・抽象的・アニメ絵・可愛い・スタイリッシュ・ミニマリストなど)、題材(SF・ファンタジー・宇宙・ゾンビ・吸血鬼など)と雰囲気(リラックス・笑える・雰囲気など)、そして機能(選択型進行・資源管理・取引などの仕組み、物理・自動生成などの設計の材料、セーリング・採掘・ハッキングなどの行動)が挙がっています。
タグの公開は、ストアページの公開とは別の手続きです。案内画面から行うタグの公開は、保留になっているストアページの変更に影響しません。
合っていないタグが付いた場合、開発者はそのタグを外せます。案内画面をもう一度たどって外す方法と、ストアページのスクリーンショットの右にあるタグの一覧の横の「+」を押し、外したいタグに合わせて出る旗の印を押す方法があります。
タグの順番と重み
タグには重みがあり、重みの大きいタグのほうが、そのゲームの出る場所を強く決めます。
タグは、案内画面で自分が並べた順を出発点として、重みの大きい順にゲームのページに並びます。この並びは、利用者がタグを付けるにつれて変わることがあります。上位5つのタグは、そのゲームの説明にも使われます。ストアの絞り込みの一部は、最初の15個のタグを優先します。
多くのタグを付けられますが、利用者に見え、ストアでの露出に使われるのは上位20だけです。タグのページや、似た作品をたどる画面に出るかどうかも、上位20で決まります。
案内画面には、並べ方の候補を出す機能(Suggest Prioritization)があります。これは、下位ジャンルのような情報量の多いタグを上に、「indie」(インディー)や「singleplayer」(シングルプレイヤー)のような余剰または情報量の少ないタグを下に動かすだけの、非常に単純な仕組みです。そのゲームが実際にどんなものかは分からないため、正確とは限りません。出発点として試し、自分の判断で書き換えてよいものです。
タグが推薦と「このゲームに似ているゲーム」に効く形
Steam が利用者に作品を差し出す仕組みのいくつかは、作品どうしの近さを測る軸としてタグを使います。
ここで使われるのも上位20のタグです。この場面では、タグの順番よりも、複数のタグがどれだけ重なっているかのほうが判断に効きます。「オープンワールド」と「ファンタジー」が付いているゲームは、Steam が、その2つのタグが付いたゲームを遊んだことのある人に、このゲームを推薦しやすくなります。重なるタグが多いほど、結び付きも、利用者への推薦も強くなります。
Steam の推薦の計算の一部は、付いているゲームの少ないタグを、多くのゲームに付いているタグより重く見ます。「Action」(アクション)のように多くのゲームに付いているタグは、推薦への効き方が非常に小さくなります。「Party-Based RPG」(パーティー制RPG)のように付いているゲームの少ないタグは、似た作品と結び付ける力がずっと強くなります。
「このゲームに似ているゲーム」の欄も、上位20のタグを見て決まります。自分のページにどのゲームが出るか、そして自分のゲームがどのページに出るかが、ここで決まります。
タグは言語ごとに翻訳されます。英語で「RPG」のタグは、デンマーク語では「Rollespil」と表示されます。並びは変わらず、言葉だけが利用者の言語に合わせて変わります。
タグの案内画面は、Steam のゲームと DLC に使えます。体験版は、元のゲームのタグを引き継ぎます。アプリケーション・サウンドトラック・音楽・ツール・動画などのほかの種類にも、ストアページのタグの画面からタグを付けられます。
トレーラーの4つの区分
トレーラーは、ストアページの上部に出ます。
トレーラーごとに区分を選べます。区分は、ゲームのページの再生画面に、自分が付けた題名と並んで表示されます。
Steam のトレーラーで選べる4つの区分
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| General / Cinematic(一般/シネマティック) | 多くのトレーラーがここに入る。通常は、事前に描画した映像・ロゴ・題名の画面・受賞・限られた量のゲームプレイなどの組み合わせ |
| Teaser(ティーザー) | 短い映像。作品を初めて知らせるときに出すことが多く、中身よりも題名・IP・シリーズなどを予告する |
| Gameplay(ゲームプレイ) | ほとんどがゲームプレイで、遊ぶ人の視点から、遊ぶとどうなるかを見せるもの |
| Interview / Dev Diary(インタビュー/開発日記) | 作り話ではない、インタビューかドキュメンタリーの映像 |
トレーラーの並びは、管理の画面でつかんで動かして変えられます。有効なトレーラーのうち先頭の2本が、スクリーンショットより前に出ます。残りは、スクリーンショットの一覧のうしろに出ます。
Steam の利用者のほとんどは、ゲームプレイの映像を見たがっているようです。
トレーラーの仕様と、自動で作られる画像
トレーラーは、Store Page Admin(ストアページの管理)の Trailers(予告編)のタブから上げます。
手元にある中でいちばん高い解像度で、1920×1080まで、30/29.97 か 60/59.94 フレーム毎秒、高いビットレート(5,000Kbps以上)で、.mov・.wmv・.mp4 のいずれかに入れて上げます。映像は H.264、音声は AAC が優先されますが、多くの形式から変換できます。画面比は16対9が優先され、4対3も受け付けられます。音声は、変換のときに通常のステレオに落とされます。
変換に失敗する原因として最も多いのは映像の解像度です。出力の問題を避けるには、1920×1080 や 1280×720 のような一般的な解像度を使います。もう1つよくあるのは、対応していない音声の標本化周波数で、44kHz か 48kHz を使います。
トレーラーが変換されているあいだは、ゲームを発売できません。変換の処理は先に出した順に進みます。前に多くのトレーラーが並んでいると、終わるまでに数時間かかることがあります。並びの位置は Trailers のタブに出ます。消して出し直すと、列の最後尾に回ります。
上げたトレーラーからは、2つの画像が自動で作られます。読み込みが終わるまで再生画面に出る600×380の画像と、ストアページでそのトレーラーを表す232×130の画像です。自動で作られた画像を差し替えたい場合は、その映像の中の1コマを、1920×1080 の .jpg か .png で上げます。
言語ごとにトレーラーを分けたい場合と、特定の国だけに見せたい場合は、詳細の設定を使います。複数の言語のトレーラーがある場合、基本の映像には英語のものを設定します。国を絞るときは ISO 3166-1 alpha-2 のコード(例:DE・FR・US・CA・MX)を使います。
ストアのあちこちで使われる6秒の繰り返し映像(マイクロトレーラー)は、ストアページのいちばん最初に見える映像から Steam が自動で作ります。作り方は、映像のいくつかの場所から1秒ずつ6つの断片を取り、つなぎ合わせるというものです。この映像を自分で作り替えることはできません。
画像の寸法はSteam のストアページに必要な画像と、その寸法の一覧にまとめています。
情報源
- Steamworks — Steam Tags(タグの本数・重み・推薦への効き方)https://partner.steamgames.com/doc/store/tags確認日 2026-10-17
- Steamworks — Trailers(4つの区分・仕様・自動で作られる画像)https://partner.steamgames.com/doc/store/trailer確認日 2026-10-17
- Steamworks — Steam Next Fest(マイクロトレーラーの作られ方)https://partner.steamgames.com/doc/marketing/upcoming_events/nextfest確認日 2026-10-17