SunVox とは|古い機器でも動くモジュラー方式の音楽制作ソフト
SunVox は、音を作る部品をつなぎ合わせて曲を組み立てる音楽制作ソフトです。Windows・macOS・Linux・Windows CE・iOS・Android で動き、多くの環境では無料で、Android と iOS だけが有料です。
- 分類
- 音楽・効果音
- 日本語対応
- 日本語非対応
- 費用
- 無料と有料
- 公式サイト
- https://www.warmplace.ru/soft/sunvox/確認日 2026-09-13
SunVox の概要
SunVox(サンヴォックス)は、音楽を作るためのソフトです。パターンで並べる打ち込みの仕組み(トラッカー)を持つモジュラー・シンセサイザーです。
モジュラー・シンセサイザーとは
モジュラー・シンセサイザーは、音を作る部品(発振・フィルタ・効果など)をひとつずつ置いて、線でつなぎ合わせて音を組み立てる形の楽器です。SunVox は、この形を画面の上で行います。
トラッカーとは
トラッカーは、音符を上から下へ並べた表に打ち込んで曲を組み立てる方式のソフトです。1990 年代のパソコンの音楽制作で広く使われました。
2.1.4d の版は、2025年12月29日に出ました。曲のすべての要素(シンセ・効果・サンプル・パターンなど)は1つのファイルに収まるため、何年も前に作った企画を、古い版のプラグインを探さずに読み込めます。
携帯端末の版は、机上の版を削ったものではありません。どちらも完全な SunVox のアプリで、音もほぼ同じです。
SunVox の特徴
SunVox の主な機能は次のとおりです。
| 区分 | 中身 |
|---|---|
| 動く環境 | macOS 10.13 以上/Windows 2000 以上(KernelEx を使えば Windows 98)/Linux(x86・x86_64・ARM・ARM64)/iOS 12.0 以上/Android 4.1 以上/Windows CE(ARM のみ) |
| 音の入出力 | ASIO・DirectSound・MME・ALSA・OSS・JACK・Audiobus・IAA |
| プラグインとして | iOS では AU の楽器・効果として使える |
| 読み込める音 | 16/24/32bit の WAV・AIFF・OGG・MP3・FLAC・XI のサンプル |
| 書き出し | 複数のトラックに分けた WAV の書き出し |
| MIDI | 入力・出力・読み込み・書き出し |
| 他の形式の読み込み | XM(FastTracker)と MOD(ProTracker・OctaMED) |
| 録音 | その場でのサンプルの録音 |
| 音律 | 12 段階に縛られない微分音の打ち込み。テルミンを真似た機能もある |
| 自動生成 | 音符をランダムに選ぶ効果、操作の値をランダムに決める効果、確率の効果 |
| 部品 | 内蔵のシンセと効果が多数あり、部品どうしを複雑につなげられる |
MIDI とは
MIDI(Musical Instrument Digital Interface)は、演奏の情報(どの高さの音を、いつ、どれだけの強さで鳴らすか)をやり取りするための決まりです。
Raspberry Pi・PINE64・CHIP などの単板の計算機でも動きます。これらの基板には GPIO の端子があり、LED・継電器・押しボタンなどの電子の部品をつなげられます。SunVox では、例えば、拍に合わせて LED を光らせたり、押しボタンでシンセの値を変えたりできます。
古い形式の曲は、modarchive というサイトに置かれている MOD や XM のファイルを SunVox で開いて、再生したり作り直したり、使えそうなサンプルを探したりできます。
SunVox の費用とライセンス
SunVox は、Android と iOS を除くほとんどの環境で無料です。
| 環境 | 費用 |
|---|---|
| Windows・macOS・Linux・Windows CE | 無料 |
| iOS | 有料 |
| Android | 有料 |
自分でプログラムかゲームを書く場合は、有料のゲームであっても、音楽と効果のために SunVox のエンジンを無料で使えます。開発者向けのライブラリと、その使用例が公開されています。
開発者向けのライブラリは、SunVox のエンジンから画面の部分を除いたものです。ライブラリでできることは、SunVox・XM・MOD の曲を複数同時に読み込んで鳴らすこと、対話的・自動生成・微分音の音楽を鳴らすこと、シンセを鳴らして効果をかけること、他の利用者が作ったサンプル(WAV・AIFF・XI・OGG・MP3・FLAC)、シンセと効果を読み込むこと、シンセの操作の値やパターンの音符といった企画の値を書き換えることです。自分の製品で自由に使え、商用の製品でも構いません。ただし、ライセンスのファイルを読むことが求められます。
ライブラリが動く環境と形は、Windows・macOS・Linux が動的ライブラリと C の口、Android が動的ライブラリと C の口に加えて Java の包み、iOS が静的ライブラリと C の口です。ブラウザ(JavaScript)向けも用意されており、プログラミング言語 Pixilang には 3.8 以降で内蔵されています。
Android 版は、2024年12月27日以降、Google がロシアに登録された開発者のアプリの購入を許していません。以前に購入した人は、APK のファイルを直接ダウンロードできます(初めて起動するとき、アプリは Google に接続して購入を確かめます)。
SunVox の公式サイトのページから、変更の記録(ChangeLog)、開発者向けのライブラリ、ブラウザで動く再生の仕組み(JS SunVox Player)、利用の手引き、チュートリアル、画面の写真、古い版の配布物などに行けます。利用の手引きは公式サイトに1枚のページとしてまとまっており、PDF の版も置かれています。
- SunVox を手に入れるhttps://www.warmplace.ru/soft/sunvox/
情報源
- WarmPlace.ru. SunVox Modular Music Studio(自らの説明・版・機能の一覧・費用・組み込みの条件・配布の入口)https://www.warmplace.ru/soft/sunvox/確認日 2026-10-17
- SunVox library for developers — WarmPlace.ru(ライブラリでできること・動く環境・商用の製品での利用)https://warmplace.ru/soft/sunvox/sunvox_lib.php確認日 2026-10-17
- SunVox User Manual — WarmPlace.ru(利用の手引き)https://warmplace.ru/soft/sunvox/manual.php確認日 2026-10-17