Amazon Appstore とは|Fire OS 向けにアプリを配信できるストア
Amazon Appstore は、Amazonが運営するアプリストアです。Fire OS・Fireタブレット・Fire TVなどに、審査を経てアプリとゲームを配信できます。
- 分類
- 販売プラットフォーム
- 日本語対応
- 日本語非対応
- 費用
- 開発者登録は無料。レベニューシェアは標準70/30、年間売上100万ドル未満はSmall Business Accelerator Programで80/20に増額
- 公式サイト
- https://developer.amazon.com/apps-and-games確認日 2026-09-18
このページの目次
Amazon Appstore の概要
Amazon Appstore は、Amazonが運営するアプリ・ゲームの配信ストアです。Fire OSはAndroidをベースにしているため、Android向けと同じツール・IDE・APIを使って開発を移植できます。
配信先には Amazon Fire TV と Amazon Fireタブレットが含まれます。Vega OS 向けの Fire TV 対応アプリを開発するためのガイドもあります。
Amazon Appstore の規模
250,000,000台を超えるデバイスに対応しています(2026-10-17時点)。236以上の国と地域でアプリを公開できます。
Amazon Appstore で売るための条件
Amazon Appstoreで配信するには、開発者アカウントを作成します。登録は無料です。アカウント登録後、Amazonの各種APIにアクセスできるようになります。
アプリを公開するには、次のものが必要です。
| 要るもの | 中身 |
|---|---|
| Amazonカスタマーアカウント | 持っていない場合は、Amazon の買い物のサイトで作る |
| Amazon開発者アカウント | 開発者コンソールに、カスタマーアカウントと同じメールアドレスでログインして作る |
| 公開するアプリ | Amazon のコンテンツポリシーに沿っていること |
| 商品ページの画像 | スクリーンショットと、大小2種類のアイコン。宣伝用の画像・動画は任意 |
| 知的財産(IP)に関する文書(必要な場合) | 第三者の知的財産を使うアプリでは、その使用許可か適切なライセンスを第三者から得たことを示す文書をAmazonに出せるように用意する |
iOS のアプリは Amazon Appstore で公開できません。
一般的な申請の流れは、開発または移植 → テスト → 申請 → 却下されたときの修正と再申請 → 必要な場合の公開後の更新、の順です。申請したアプリが Amazon のガイドラインで禁止されている内容を含むか助長していると Amazon が判断した場合、その申請は却下されます。
アカウントを新しく作った人が、はじめの管理者かつ所有者になります。管理者は、アナリスト・開発者・マーケティング担当者などの役割を足せます。開発者と管理者はどちらも申請できますが、Amazon からの知らせが届くのは所有者のメールアドレスだけです。
Amazon Appstore に出すファイルの決まり
Fire OS 向けのファイルには、次の決まりなどがあります(2026-10-17時点)。
| 項目 | 決まり |
|---|---|
| バイナリファイルの上限 | 2.5 GB |
| 拡張ファイル(.obb) | 対応しない。外部のリソースは起動後にダウンロードする形にする |
| 64ビット | 一部のデバイスが32ビットの対応を終えている。arm64-v8a を足す(armeabi-v7a は消さない) |
| ライブラリのフォルダ | lib/armeabi-v7a/ と lib/arm64-v8a/ の両方に、対応するファイルをそろえる |
| バージョン名 | AndroidManifest.xml の android:versionName を必ず指定する(50文字未満) |
| バージョン番号 | 更新のたびに android:versionCode の整数を大きくする |
50 MB を超えるバイナリファイルをアップロードしたときや、前回の申請より10%以上大きくなったときは、開発者コンソールに警告が出ます。アップロードのあと、約30〜90分の公開の周期が過ぎると、アップロードできたことを知らせるメールが届きます。
アプリのサイズを小さくする手立てには、システムのフォントを使うこと、APKに含める必要のある非圧縮の WAV 音声を MP3 などの圧縮形式にすること、画像を WebP にすること、ProGuard か R8 を有効にすること、デバッグシンボルを外すことなどがあります。
Amazon Appstore の手数料と入金
Amazon Appstoreのレベニューシェア(収益分配率)は、標準で開発者の取り分が70%、Amazon の取り分が30%です。すべての地域での前暦年の年間収益が100万米ドル未満の開発者および初めて Amazon Appstore を利用する開発者は、Small Business Accelerator Program(小規模ビジネス向けアクセラレータープログラム)の対象になり(独自の契約を結んでいる新規開発者は除きます)、ロイヤリティ(開発者が受け取る取り分)が10ポイント上乗せされて、開発者の取り分が80%、Amazon の取り分が20%になります。対象の開発者は、これに加えてアプリ収益の10%相当のAWS販促クレジットも得られます。
| 項目 | 割合・条件 |
|---|---|
| 標準のレベニューシェア | 開発者の取り分70% / Amazon の取り分30% |
| Small Business Accelerator Program適用時 | 開発者の取り分80% / Amazon の取り分20%+AWS販促クレジット(アプリ収益の10%相当) |
| 適用条件 | すべての地域での前暦年の年間収益が100万米ドル未満の開発者、および初めて Amazon Appstore を利用する開発者(独自の契約を結んでいる新規開発者を除く) |
ロイヤリティの引き上げは自動です。AWS 販促クレジットは、開発者コンソールで AWS アカウントIDを追加すると受け取れる形になります。この2つを合わせた追加特典は、Amazonアプリストアにおける収益の最大20%に相当します。
Amazon Appstore で使える機能
OpenIAP で、Fire OS と Vega OS の両方の Amazon デバイスのアプリ内課金(IAP)フローに対応できます。Amazon Appstoreの開発者ポータルには、技術ドキュメント・開発者コミュニティ(英語のみ)・収益化ツールなどへのリンクがあります。
Fireタブレット向けには、商品ページの題に「HD」と記すための条件があります。条件は、HD画面(hdpi か xhdpi)向けに設計してマニフェストで宣言すること、描画を HD画面向けに最適化すること、画面全体を使うこと(レターボックスを除く)、動画を中心にするアプリでは24フレーム毎秒かつ720p以上で作ることです。
情報源
- Amazon Appstore Developer Portal — 公式サイト(規模・開発者向け案内)https://developer.amazon.com/apps-and-games確認日 2026-10-17
- Small Business Accelerator Program — 公式サイト(レベニューシェアの条件・AWS クレジット)https://developer.amazon.com/apps-and-games/small-business-program確認日 2026-10-17
- Amazonアプリストアへの申請方法 — 公式ドキュメント(要るもの・申請の流れ・ファイルの決まり・サイズの上限)https://developer.amazon.com/docs/app-submission/understanding-submission.html確認日 2026-10-17