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Steam の対応OSとシステム要件、そして審査の前に答えるコンテンツ申告

公開 2026-09-09更新 2026-09-09Steam(Steamworks Partner Program / Steam Direct

対応OSは Windows・macOS・Linux(SteamOS)で、システム要件はストアページの Basic Info のタブに入れます。審査に出す前に、一般の内容・成人向けの内容・生成AIの3部から成るコンテンツ申告を済ませます。

システム要件とコンテンツ申告 のページの中身
  1. Steam が対応しているOS
  2. 対応OSを増やすときの順番
  3. システム要件の入れ方
  4. 審査の前に答えるコンテンツ申告
  5. 生成AIの申告で分かれる2つの区分
  6. このページの情報源

Steam が対応しているOS

Steam が対応しているのは Windows、macOS、Linux(SteamOS)です。

Windows では、Windows 7 以降が公式の対応です。2019年1月に Windows XP と Windows Vista への対応が終わっています。

macOS では、Intel Mac の OS X の 10.11(El Capitan)以降が公式の対応です。2019年10月14日から、新しい macOS のアプリは64ビットであり、Apple による notarization を受けていることが求められています。64ビットに対応済みなら、Steamworks の Supported Operating Systems の欄で「macOS -> 64 Bit Binaries Included」の印を付けます。notarization 済みなら App Bundles Are Notarized の印も付けます。10.15(Catalina)に対応するには、com.apple.security.cs.disable-library-validation と com.apple.security.cs.allow-dyld-environment-variables の2つの entitlement をビルドの設定に足します。Steam は com.apple.security.app-sandbox の entitlement と両立しません。この entitlement は Mac App Store で配るために要るものなので、両方のストアに出す場合、Steam に上げるビルドでは外します。

Linux では、Ubuntu 12.04 LTS 以降の Ubuntu と SteamOS が公式の対応です。Valve は、そのほかの配布版で Steam を動かす取り組みそのものは認めているものの、公式に推奨したり支援したりはしていないと書いています。Linux 版の Steam は x86 と x64 の両方に対応していて、Steamworks は、利用者の大多数が64ビットであることを理由に64ビットの実行ファイルを出すことを強く勧めています。

対応OSを増やすときの順番

対応OSを増やすときは、まず Steamworks の設定の SteamPipe のタブの Depots で、新しいOS用のデポ(配信するファイルのまとまり)を作って保存します。この段階では、General Application Settings の Supported Operating Systems の印はまだ付けません。

次にそのデポに向けてビルドを作り、パスワードを設定したベータのブランチに置きます。自分でファイルを取得できるように autogrant のパッケージにそのデポを足し、対象のOSで動かして確かめます。

出す準備ができたら、既存のすべてのパッケージにそのデポを足します。そのうえで Steamworks の設定で対応OSの印を付け、ストアページの Basic Info のタブでも対応OSの印を付けます。

システム要件の入れ方

システム要件は、ストアページの Basic Info のタブで対応OSの印を付けたあと、同じ画面を下にたどった欄に入れます。

Steamworks は、入れたあとにストアページを下見して、システム要件の見え方を確かめてから公開するよう案内しています。公開まで済んだら、Steamworks の設定の SteamPipe のタブの Depots に戻り、ビルドを Default のブランチに移します。

審査の前に答えるコンテンツ申告

ストアページと製品のビルドを審査に出す前に、コンテンツ申告(Content Survey)を済ませます。Valve の担当者は、申告の答えと、ビルドとストアページの中身を突き合わせます。

申告は3つの部から成り、そのすべてを終えてからでないと審査に出せません。

1つめは一般の内容です。ゲームに出てくる可能性のある題材について答えます。この部を終えると、地域ごとの複数の年齢区分の機関に対応する区分が作られ、発売後のストアページに表示されます。すでに公式の年齢区分の機関から区分を受けている場合は、ゲームの Ratings の欄にそれを入れられます。

2つめは成人向けの内容です。遊ぶ人が出会う可能性のある成人向けの内容を申告します。ここで出した情報が、各利用者の設定に対してそのゲームがどう表示されるかを決めます。Steamworks は、暴力や性の描写は繊細なものであるため、正直で正確な申告が重要だと書いています。ビルドに入れた成人向けの内容は、製品の中で遊ぶ人がたどり着けない場所にあっても、また表示されない形であっても、すべて申告します。

3つめは生成AIです。Valve は、開発の効率を上げるためのツールとしての利用はここでの対象ではないとしたうえで、ゲームに同梱されて遊ぶ人が受け取る内容(絵・音・物語・翻訳など)を作るために使ったかどうかを問うています。

生成AIの申告で分かれる2つの区分

生成AIの申告は2つに分かれます。

Pre-Generated は、開発中にAIのツールの助けを借りて作られ、ゲームに同梱されて遊ぶ人が受け取る内容です。Steam Distribution Agreement のもとで、開発者は違法な内容や権利を侵害する内容を含めないこと、ゲームが宣伝の材料と食い違わないことを Valve に約束しています。Valve は、発売前の審査で、AIが作った内容もそれ以外の内容と同じように評価し、この約束を満たしているかを確かめると書いています。

Live-Generated は、ゲームが動いているあいだにAIのツールの助けを借りて作られる内容です。Pre-Generated と同じ決まりに加えて、違法な内容を生成させないためにどんな歯止めを置いているかを、コンテンツ申告の中で説明することが求められます。

Valve は、成人向けの性的な内容について、法的な限界を守ること・作り手の創作の自由を尊重すること・利用者の期待に応えることの3つを目標として挙げ、Live-Generated のAIによる成人向けの性的な内容ではこの3つを満たせなくなるおそれがあるとして、いまは出さないと書いています。

外部のAIのサービスにつなぐ場合、そのサービスへの接続を遊ぶ人の代わりに管理することと、Steam が対応している支払い方法で遊ぶ人から代金を受け取ることが必要になります。Steamworks は、その受け取り方として、ゲーム本体の価格に費用を織り込む、ゲーム内課金として扱う、定額制で無制限の利用を提供する、DLC の1回の購入で無制限の利用を開く、の4つを挙げています。

申告を終えたからといって何を出してもよいわけではありません。Steamworks は、申告したかどうかにかかわらず Steam の製品は内容の決まりに従う必要があり、申告は更新が要るかどうかを見分けるためのものだと書いています。ビルドとストアページが承認されたあとは、申告の一部の設問を Steam のサポートに連絡せずに変えることはできません。

デポとブランチの仕組みはSteam にビルドを上げるとき、デポとブランチはどう分かれるのかに、審査そのものの流れはSteam の審査は何を見て、発売までに何営業日かかるのかにまとめています。

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