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レベル:実践

Steam の返金は2週間以内・2時間未満まで|価格は37通貨で決める

公開 2026-09-09更新 2026-10-18Steam(Steamworks Partner Program / Steam Direct)

返金の対象は、購入から2週間以内で、遊んだ時間が2時間未満のゲームです。価格は37通貨と4つの地域のまとまりで指定し、通貨に1つでも価格が入っていないと、その通貨の国では買えなくなります。

このページの目次
  1. 返金の基本の条件
  2. 種類ごとに変わる返金の条件
  3. 返金されないもの
  4. 開発者が見られる返金の記録
  5. 価格を決める通貨と地域
  6. 通貨ごとの価格を作る3つの換算
  7. 価格の下限と、変えられる時期
  8. 情報源

返金の基本の条件

返品の期間内で、ゲームの場合は遊んだ時間が2時間未満であれば、理由を問わず、Valve は返金します。申し込みは help.steampowered.com から行います。

Steam ストアのゲームとソフトウェアに当たる基本の条件は、購入から2週間以内で、遊んだ時間が2時間未満、というものです。

返品が承認されると、1週間以内に返金されます。戻る先は、Steam ウォレットのクレジットか、元の支払い方法です。Steam が元の支払い方法へ返金できない場合は、Steam ウォレットに全額が返金されます。

上の条件から外れる場合でも、リクエストを送ることはでき、担当者が内容を確認します。また、一部の管轄区域に住む消費者は、ゲームに欠陥がある場合の返金について、追加の権利を持つことがあります。

種類ごとに変わる返金の条件

購入の種類によって、条件が変わります。

Steam の返金が当たる期間と条件

買ったもの期間あわせて必要な条件
ゲーム・ソフトウェア購入から2週間遊んだ時間が2時間未満
DLC購入から14日DLC を買ってから元の作品を遊んだ時間が2時間未満で、DLC を消費・変形・譲渡していない
ゲーム内の購入(Valve のゲーム)購入から48時間その品物を消費・変形・譲渡していない
Steam ウォレットの残高購入から14日その残高をまったく使っていない
継続の定額制最初の購入または自動更新から48時間いまの請求の期間に、そこに含まれるゲームを遊んでおらず、特典や割引を使用・消費・変形・譲渡していない
バンドルこの項に期間の記載なし中の品物を1つも譲渡しておらず、全部を合わせた利用の時間が2時間未満
表1

リリース日より前に買った作品では、返金に2時間のプレイ制限が適用されますが(ベータテストを除きます)、14日間の返金受付期間はリリース日まで始まりません。たとえば、早期アクセスやアドバンスアクセスのゲームを買って遊び始めた場合、その時間は2時間のプレイ制限の対象になります。リリース日まで遊べないタイトルを予約購入した場合は、リリース日より前ならいつでも返金をリクエストでき、標準の14日間と2時間の返金期間はリリース日から数えます。

Valve 以外の開発者のゲームでは、ゲーム内の購入について返金を有効にするかどうかを開発者が選べます。有効にしている場合、購入の時点でその旨が利用者に示されます。有効にしていない場合、Valve 以外のゲームのゲーム内の購入は Steam を通じて返金されません。

第三者の DLC の一部は、返金できないことがあります(例:ゲームの登場人物を後戻りできない形で成長させる DLC)。返金できないものは、購入の前にストアページにその旨が明記されます。

返金されないもの

Steam の外で行われた購入は、Valve が返金できません。たとえば、第三者から買った CD キーや Steam ウォレットカードです。

VAC(Valve のチート対策の仕組み)でそのゲームの利用を禁じられた場合、そのゲームの返金を受ける権利は失われます。

映像の中身(映画・短編・シリーズ・話数・チュートリアル)は返金できません。返金できるほかの中身とのバンドルに入っている場合を除きます。

引き換えていない贈り物は、通常の14日と2時間の条件の中で返金できます。引き換え済みの贈り物も、受け取った人が返金を申し込めば同じ条件で返金できます。ギフトの購入で使った額は、もとの購入者に返金されます。

返金は、Steam での購入からリスクを取り除くために設計された仕組みで、ゲームを無料で試すための仕組みではありません。返金の乱用と Valve が判断した場合は、返品のリクエストに応じられないことがあります。セールの前に買った作品を返品し、直後にセールの価格で買い直すことを、Valve は乱用とはみなしません。

開発者が見られる返金の記録

Steam の「売上&有効化レポート」のサイトで、自分のゲームの返金のデータを見られます。返金を申し込んだ人が記入したコメントも含まれます。

見るには、売上&有効化レポートのサイトで対象のパッケージを選び、パッケージのページの右側にある「Links(リンク)」の欄から「Refund Data(返金データ)」を開きます。

直近の週・月・全期間を切り替えて見られます。出るのは返金の本数と率、そして返金を求めた人が明記した理由です。

返金率は、その期間に返された本数を、その期間に買われた本数で割ったものです。この率は、そのゲームのそれまでの経緯・ローンチ・価格・遊ぶ人の期待・そのほか多くの要因によって、ゲームごとに大きく異なります。週ごとの表示は、特にローンチの後や割引の後の数週間に、かなり変動することがあります。セールが終わると、ゲームの売上が下がる可能性がある一方で、セール中に買った人の一部が返品を求めるため、返金率が高くなることがあります。

価格を決める通貨と地域

Steam の価格は、37の通貨と4つの地域のまとまりで指定し、表示されます。価格を決めて管理するのは開発者の側で、Steamworks に価格と割引を設定する仕組みがあります。

最初の価格と、その後の価格の調整案は Valve が確認します。通常は1〜2営業日以内に完了します。確認では入力の誤りも調べられますが、すべての誤りが見つかるとは限りません。

価格が入っていない通貨があると、その通貨を使う利用者はそのゲームを買えません。日本円の価格を入れていなければ、日本にいる利用者は買えない、という形です。

Steam がその国の通貨での購入に対応していない場合、価格は米ドルで表示されます。ただし、地理的にヨーロッパにあるユーロ圏の国は除きます。現地の通貨に対応していない地域向けには、まとまりごとに別の(多くの場合は割り引いた)米ドルの価格を出せます。まとまりは USD_CIS、USD_LATAM、USD_MENA、USD_SASIA の4つです。

価格を設定するには、そのゲームの売上を受け取る Steamworks のパートナーに属していることと、その製品についての「価格と割引の管理」の権限の2つが要ります。

通貨ごとの価格を作る3つの換算

Steamworks には、米ドルの価格からほかの通貨と地域の価格を作る換算のしかたが3つ用意されています。

Steamworks の3つの換算のしかたと使うもの

換算のしかた使うもの
為替レートに基づく換算のみ指定された時点の単純な為替レート
購買力に基づく換算のみ特定の国や地域の顧客の購買力についての公開データ
多変数換算現地の購買力、同等の娯楽商品の予想価格、為替レートなど、各通貨の複数の要素
表2

通貨ごとの価格を自分で決めることを選ぶ開発者は多く、それでまったく問題ありません。

価格の下限と、変えられる時期

Steam には、価格の下限が2つあります。

1つは、基準の価格の下限です。どの製品でも、基準の価格は、多変数換算で0.99ドルを適用したときの価格と同じか、それ以上である必要があります。

もう1つは、取引の価格の下限です。これは基準の価格の下限の50%引きにあたり、およそ0.49ドルです。この2つから、0.99ドルの段の製品は最大50%引き、1.99ドルの段の製品は最大75%引き、4.99ドルの段の製品は最大90%引きまで、という形になります。

価格または割引が下限を下回る製品があると、次のようなことが起こる場合があります。基準の価格がどれかの通貨でこの取引の下限を下回ると、その通貨を使う国では買えなくなります。予定した割引の結果が下限を下回る場合、その価格になる国では買えなくなります。基準の価格がどれかの通貨で下限を下回っていると、新しい割引を予定できません。基準の価格が下限に近い場合、下限を割らないよう、入れられる割引の率が制限されます。

Valve は、発売されたばかりのゲームについて利用者の期待を守るため、価格の変更を発売から30日たったあとにするよう求めています。発売時の価格に大きな誤りがあり、すぐに直す必要がある場合は、連絡すれば Valve が対応できます。30日を過ぎたあとは必要に応じて変えられますが、どれか1つの通貨でも値上げをすると、そこから30日は割引を出せません。

価格の変更が自動で行われるようにスケジュールすることはできません。Valve の確認のあと、自分の都合のよい時点で公開するか、確認のあとすぐに Valve に公開してもらうかを選べます。自分で公開することを選ぶと、確認のあとに電子メールで知らせが届きます。

無料のゲームを有料に変えることも、有料のゲームを無料に変えることもできます。どちらも Valve への連絡が要ります。無料から有料に切り替えるときは、Valve は、イベントとお知らせ用ツールで少なくとも1週間前に利用者へ知らせるよう求めています。有料から無料に変えるときも、少なくとも変更の1週間前に利用者へ告知するよう求めています。無料のライセンスをすでに持っている利用者は、有料に変わったあとも、引き続きそのゲームを所有します。

値上げのあとの30日と割引の上限はSteam の割引はいつから出せて、次の割引まで何日あけるのかにまとめています。

情報源

Steam 完全ガイドを順番に読む60本のうち20本目

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