Steamworks への登録では、法的な氏名と会社の形態、銀行の口座、税の情報の3つを出し、秘密保持契約と Steam Distribution Agreement に電子署名します。個人で権利を持つ場合は、会社の形態に Sole Proprietorship を選びます。
Steamworks への登録と必要な書類 のページの中身
Steamworks に登録するまでの順番
Valve は、Steam Direct の案内ページで登録から発売までの順番を示しています。まず電子的な書類に署名し、登録料を払い、銀行と税の情報と本人確認を出します。ここまでが終わると Steamworks の管理画面を使えるようになり、ストアページを作り、ビルドを上げ、機能を設定し、価格を入れる作業に進みます。
Steamworks のドキュメントは、この順番をもう少し細かく分けています。パートナーとしての登録、Steamworks SDK の入手、ビルドとデポの用意、機能の設定、ストアページと価格の用意、そして発売前の審査です。ストアページと価格とビルドは、発売が近づいた段階で Valve が見ます。
Steamworks への登録で通る手続きの順番
登録した情報の確認と、最初の数本についての待ち時間は、この手続きとは別に進みます。Valve は、登録料を払った日から発売日までに30日以上あけること、そして発売の前に「近日公開」のページを2週間以上公開しておくことを挙げています。
登録料そのものの決まりはSteam Direct の登録料100ドルは、いつ払い、どうなると戻ってくるのかに、税務アンケートで決まることはSteam の税務アンケートで、源泉徴収の率はどう決まるのかにまとめています。
会社の情報として出すもの
会社の情報の欄には、別名や通称ではなく、法的な姓名を入れます。Steamworks は、屋号(Doing Business As)や通称、あだ名を会社名の欄に入れないよう案内しています。
会社名の欄に入れるのは、その製品を Steam で公開する権利を持ち、Steam Distribution Agreement に署名する法人です。この名前は、銀行の書類と、米国内国歳入庁の税の書類(該当する場合は自国の税の書類)に書かれている名前と一致していなければなりません。
会社の形態の欄もあわせて入れます。Steamworks が例として挙げているのは、ケベック州の有限責任パートナーシップ、ワシントン州の法人、そして個人事業主(Sole Proprietorship)です。自分ひとりで作品の権利を持っている場合は、会社の形態に Sole Proprietorship を選び、会社名の欄に自分の法的な姓名を入れます。
支払い先として出す銀行の口座
売上の振込先として、銀行のルーティング番号、口座番号、銀行の住所を出します。
口座の名義は、会社の情報の欄に入れた法的な名前と一致していなければなりません。Steamworks は「個人として登録してもかまわないが、銀行の口座は Legal Company Name に入れたのと同じ名前でなければならない」と書いています。会社として登録する場合で、事業用の口座をまだ持っていないときは、先に口座を開いてからでないと先へ進めません。
電子署名する2つの契約
Steamworks への登録の手続きの中で、秘密保持契約(Non Disclosure Agreement)と Steam Distribution Agreement に電子的に署名します。
売上のうちいくらが支払われるかを決めるレベニューシェア(売上をストアと分ける割合)の条項は、この Steam Distribution Agreement の中にあります。Steamworks の税についての説明は、割合の数字そのものを示さずに「署名した Steam Distribution Agreement の Revenue Share Payment の項を見るように」と案内しています。
Steam に公開する中身は、この2つの契約に加えて、Steam 利用規約(Steam Subscriber Agreement)、Steam のオンライン行動指針、Steam プライバシーポリシーにも従う必要があります。
Steam に出せない中身と、受け付けられるゲーム以外の分類
Steamworks は、Steam で配信してはいけない中身を一覧にしています。民族・宗教・性別・年齢・障害・性的指向にもとづく憎悪や暴力や差別をあおる表現、実在の人物の裸や性的に露骨な画像、適切な表示と年齢制限のない成人向けの中身、名誉毀損にあたる記述、権利を持たない中身、配信される地域の法に反する中身、露骨に不快な中身や見る人に衝撃や嫌悪を与えることを目的とした中身、子どもを搾取する中身が挙がっています。
利用者の計算機を予期しない形や有害な形で書き換えるもの(マルウェアやウイルス)、Steam の認証情報やクレジットカードの情報のような機微な情報をだまし取ろうとするもの、Steam で発売済みの製品と直接関係のない映像、対話的でない360度の VR 映像、暗号資産や NFT の発行や交換を行うブロックチェーン技術の上に作られたもの、広告を収益源とするものも、この一覧に入っています。
Steam が主に受け付けているのはゲームです。ゲーム以外のソフトウェアは、次の分類のどれかに当てはまる場合に受け付けられることがあります。アニメーションとモデリング、音声と映像の制作、デザインとイラスト、写真編集、教育とチュートリアル、財務と会計、プレイヤー向けのツール、SteamVR 向けのツール(ドライバー・オーバーレイ・ユーティリティ)です。
このページの情報源
- Steam Direct(登録から発売までの手順と決まり)https://partner.steamgames.com/steamdirect確認日 2026-09-09
- Steamworks — Getting Started(登録から発売までの流れ)https://partner.steamgames.com/doc/gettingstarted確認日 2026-09-09
- Steamworks — Onboarding(氏名・銀行・税の登録と契約)https://partner.steamgames.com/doc/gettingstarted/onboarding確認日 2026-09-09
- Steamworks — Taxes FAQ(配信契約の Revenue Share Payment の項への案内)https://partner.steamgames.com/doc/finance/taxfaq確認日 2026-09-09