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Steam で発売前に遊んでもらう手段|Steam Playtest の始め方と参加者の入れ方

公開 2026-09-25更新 2026-09-25Steam(Steamworks Partner Program / Steam Direct)

Steam Playtest は、製品版とは別の App ID を持つ無料のテスト用アプリです。参加の受付は製品版のストアページに出し、開発者がサインアップした人の中から入れる人数を決めます。キーで配ることもでき、終えるときは「プレイ不可」に切り替えます。

このページの目次
  1. 発売前に外の人に遊んでもらう2つの形
  2. Steam Playtest は製品版とは別の App ID になる
  3. Steam Playtest を始める手順
  4. 参加者の入れ方
  5. プレイ可能と受付の4つの組み合わせ
  6. Steam Playtest のキー
  7. お金を取れないことと、秘密にできないこと
  8. 終え方・再開・リセット
  9. 体験版・Next Fest・早期アクセスとの違い
  10. 情報源

発売前に外の人に遊んでもらう2つの形

開発者の社内でテストするときは、テストする人を Steamworks のアカウントに加えます。Steamworks のアカウントで最初に作られたユーザーには管理者の権限があり、そのユーザーがほかのユーザーを加えられます。

社外の人に発売前のゲームを遊んでもらう形は、主に2つです。Steam Playtest の機能を使う形と、製品版の App ID のまま Release State Override キーを配る形です。どちらも Steam では無料で設定でき、早期アクセスで発売する必要も、テストした人にずっと遊べる権利を渡す必要もありません。

Release State Override キーは、発売前の製品版を遊べるキーです。本数は原則として合計2,500本までで、販売は禁じられています(詳しくはSteam キーは Default Release の5,000本まで|配ってよい場所)。このキーを使った人は、初めの設定のままではゲームをずっと持ち続けます。テストを終えるときは、開発者がキーを禁止するツールでキーを取り消します。そのとき、理由にベータの終了を選ぶと、遊べなくなったことを伝える文が利用者に出ます。

発売したあとの更新を、公開中の版とは別に試すときは、ビルドのブランチを使います。ブランチにはパスワードを付けられます(ブランチの作り方はSteam のビルドは SteamPipe で上げる|デポとブランチはどう分かれるのか)。

Steam Playtest は製品版とは別の App ID になる

Steam Playtest は、製品版のゲームに関連付けられた別の「子」の App ID を使います。Playtest の App ID でも、製品版と同じ Steamworks の技術的な機能を使えます。ストアとコミュニティの設定は、製品版よりも少なくなります。

Playtest には独自のストアページがありません。参加の受付は製品版のストアページの一部として出ます。利用者は、同じページから Playtest に申し込み、製品版をウィッシュリストに入れたりフォローしたりできます。

App ID が別なので、遊んだ時間・ウィッシュリスト・レビュー・返金も製品版とは別になります(レビューの扱いは酷評が怖いとき|レビューの決まり・早期アクセス・体験版)。Playtest で遊んだ時間は、トレーディングカードの入手と実績の解除にも関わりません。

Steam Playtest は、利用者にとっても開発者にとっても無料の機能です。

Steam Playtest を始める手順

  1. 製品版のゲームの「関連パッケージ & DLC」のページから、新しい Playtest アプリを作ります。
  2. Steamworks で Playtest アプリを設定します。少なくとも、必須のライブラリのカプセル画像とコミュニティのアセットを用意します。利用者に見える Playtest アプリの名前(各言語の名前を含む)は変えられますが、リリースしたあとは変えられません。
  3. Playtest アプリのリリースの手続きを終えます。この中に、Valve による簡単なストアページとビルドのレビューがあります。Playtest のストアのレビューのチェックリストは、カプセル画像とアイコンだけです。
  4. 製品版の「ストアページを編集」の「特殊設定」タブで、サインアップを有効にします。この変更を公開すると、Steam のストアに参加の受付が出ます。受付の表示と非表示は、いつでも切り替えられます。
  5. 申し込みを受け付けているあいだに、Playtest 用のデポを上げ、ビルドを設定します。上げ方は、ほかのゲームや体験版と同じです。Steamworks の技術的な機能、Steam 入力のテンプレート、クラウドセーブも設定できます。
  6. ビルドを公開したら、Playtest アプリの Steamworks の設定で「Playtest を管理」を開き(「アプリケーション」タブの「Playtest 設定」からも開けます)、参加者を入れ始めます。

受付を出す代わりに、Playtest アプリの Steam キーを申請して、テストする人に直接配ることもできます(下の「Steam Playtest のキー」)。

参加者の入れ方

サインアップのタイプは2つあり、パートナーサイトの Steam Playtest のページでいつでも切り替えられます。

Steam Playtest のサインアップの2つのタイプ

タイプ参加者が入る流れ
制限付きサインアップ(初めの設定)参加したい人がアクセスを申し込み、開発者が受け入れられる人数の分をまとめて入れる。入る人は、申し込んだアカウントの中から Steam がランダムに選ぶ
オープンサインアップ製品版のストアページから申し込んだ人が、自動で入る
表1

制限付きサインアップからオープンサインアップに切り替えると、申し込んで待っていた人を受け入れる処理が始まります。処理はふつう数分のうちに始まります。

制限付きサインアップで人を入れるとき、開発者は国を選べます。

Steam は、入れた人にメールで知らせます。入れた人は、製品版のストアページでも自分の状態を見られます。一方で、Playtest を「プレイ可能」や「プレイ不可」に切り替えたときには、Steam はメールを送りません。

参加者から意見を集める方法は、開発者が決めます。コミュニティのアナウンスに、意見を受け付ける場所へのリンクを載せることもできます。

フレンド招待

フレンド招待は、参加者が Steam のフレンドを Playtest に招く、実験的な機能です。有効にすると、アクセスを持つ人が自分のフレンドを招待でき、招待されたフレンドもさらに自分のフレンドを招待できます。

  • 1人が送れる招待の数は、開発者がダッシュボードで1・2・3から選びます
  • 開発者は、新しい招待をいつでも止められます。送ったあとの招待は、止めたあとも有効なまま残ります
  • 招待を送れる人を、ある日付までに参加した人だけにできます
  • 招待できるのは、30日以上フレンドであった相手だけです
  • 招待された人には、Steam の通知が届きます。製品版のストアページでも招待の状態を見られます

プレイ可能と受付の4つの組み合わせ

Playtest は、「遊べるか」と「新しいサインアップを受け付けるか」の組み合わせで状態が決まります。

Steam Playtest の「プレイ可能」と「受付」の組み合わせ

遊べるか新しいサインアップその状態になる場面
プレイ不可受け付けないPlaytest を作った直後の初めの設定。テストを終えきったあとの設定でもある
プレイ不可受け付ける遊べるようにする前に、申し込みを集めておく
プレイ可能受け付けるテスト中に、あとから参加者を増やす
プレイ可能受け付けない参加者を増やさず、いまの参加者だけが遊ぶ
表2

Steam Playtest のキー

開発者は Playtest アプリの Steam キーを配れます。キーで配るときは、ストアでの公開の受付は要りません。製品版のストアページがまだ公開されていなくても、キーを作って配れます。

  1. Playtest アプリの Steam キーを申請します。申請できるのは標準リリースのキーだけです。Playtest に Release State Override キーは申請できません。
  2. Playtest を「プレイ可能」にします。キーを使った人は、Playtest が「プレイ可能」のときだけ遊べます。
  3. テストをやめるときは、Playtest アプリを「プレイ不可」にします。

一度渡したキーは、あとで Playtest を「プレイ不可」にしても、自動では取り消されません。

Playtest のキーは無料ですが、無制限ではありません。Valve はキーの申請を1件ずつ見て、断ることがあります。発表したゲームの Playtest アプリでは、キーを最大50,000本まで申請できます。

Playtest のキーを売ること、有料のキーのバンドルやサブスクリプションに入れることは禁じられています(キーの決まり全体はSteam キーは Default Release の5,000本まで|配ってよい場所)。

お金を取れないことと、秘密にできないこと

Steam Playtest は無料で申し込む作りです。Playtest への参加に料金を取ること、ゲームの中の取引で収益を得ることは認められていません。開発中の版でお金を取るときの仕組みは、Steam の早期アクセスです。

Playtest に申し込む人は、開発者と秘密保持契約を結んでいません。秘密保持契約への同意を求めるテストには、次の2つの形があります。どちらも、参加する人の申し込みと登録の仕組みは開発者が用意します。

  • Playtest の App ID でキーを申請し、Playtest を「プレイ可能」、ストアでの表示を「非表示」にする
  • 製品版の App ID で Release State Override キーを申請する

発表していないゲームを社外の人に非公開で試してもらう場合も、発表前の製品版のアプリ(Playtest アプリではないもの)で Release State Override キーを申請できます。この場合も、秘密保持契約とキーの配り方は開発者が用意します。Release State Override キーは、禁止されるまで製品版を遊べる状態が続きます。

アプリの情報は、キーとは別に、次のどれかになった時点で多くの利用者やサードパーティのクローラーから見えるようになります。ストアページを公開したとき、プリロードが可能になったとき、リリースしたとき(ストアページが「非表示」のままでも含む)です。

終え方・再開・リセット

テストを終えるときは、Steam Playtest のパートナーの設定ページで「プレイ不可」にします。この選択肢は、ストアで受付をしているあいだは出ないので、先にストアページの受付を止めます。「プレイ不可」にすると、Steam は Playtest アプリを起動しなくなります。

終えた Playtest を再開するときは、もう一度「表示」にします。すでにアクセスを渡した人は、申し込みも受け入れもし直さずに、そのまま遊べます。

参加者を全部入れ替えるときは、Steam Playtest のダッシュボードからリセットします。リセットは元に戻せません。

Steam Playtest をリセットする前にそろえる状態と、リセットで起きること

区分中身
そろえる状態Playtest が「プレイ不可」になっている/ストアでの表示が「非表示」/サインアップのタイプが「制限付き」/フレンド招待が止まっているか無効/Playtest アプリがほかのアプリを含むパッケージに入っていない/ストアページと Steamworks の設定がすべて公開済み
リセットで起きることPlaytest アプリのキーがすべて無効になる(まだ使われていないキーも含む)/送られて待っているフレンド招待がしまわれる/参加者と、アクセスを待っている人が Playtest から外れる。最近遊んだ人には、Steam から今回の段階が終わったことを知らせるメールが届く
表3

リセットが終わると、次の段階のテストのために Playtest をもう一度有効にできます。

体験版・Next Fest・早期アクセスとの違い

情報源

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