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Steam の体験版は別の App ID を持ち、製品と同じようにチェックリストと審査がある

公開 2026-09-16更新 2026-09-16Steam(Steamworks Partner Program / Steam Direct

体験版は製品版とは別の App ID を持ち、デポとビルドも製品版と同じように作ります。体験版にも独自のリリースチェックリストがあり、ページとビルドを「レビュー準備完了」として出します。別のストアページを作らない場合、そのチェックリストは製品版よりも短くなります。

このページの目次
  1. 体験版は製品版とは別のアプリになる
  2. 体験版にもチェックリストと審査がある
  3. ビルドの審査で見られる範囲
  4. Next Fest に出す場合の締切
  5. 体験版を出したあとにできること
  6. このページの情報源

体験版は製品版とは別のアプリになる

Steamworks は、体験版が製品版のゲームとは異なる App ID を持つと書いています。体験版はデポを使って構成する必要があり、ビルドも完全なアプリと同じように作ります。

体験版の App ID は、ベースゲームのアプリのランディングページで「関連するすべてのパッケージ、DLC、体験版、ツール」を開き、ページ上部の「体験版を追加」から作ります。作った体験版には、ベース製品と同じようにリリースチェックリストと設定が用意されます。

体験版のビルドを上げるときは、体験版の App ID を使います。ビルドの上げ方そのものは製品版と同じです(Steam のビルドは SteamPipe で上げる)。

体験版を正しく動かすには、アプリケーションタイプを「体験版」に設定し、体験版用の Steamworks ページの「アプリケーション設定(一般)」にベースゲームの App ID を入れます。開発者のメインのアカウントは体験版とベースゲームの両方を自動的に所有するので、ライブラリから体験版を起動するだけで試せます。Steamworks 開発者アカウントのメンバーでないアカウントで試す場合は、体験版用のキーを申請します(Steam キーの本数と配布の決まり)。

体験版にもチェックリストと審査がある

Steamworks は、体験版のリリースの準備について、体験版のランディングページの右側にあるチェックリストを完了し、完了したら体験版のページとビルドを「レビュー準備完了」として設定すると書いています。

チェックリストの長さは、体験版用に別のストアページを作るかどうかで変わります。

体験版のストアプレゼンスの2つの選び方

選び方Steamworks が書いていること
別のストアページを作るSteam の通常のゲームとほぼ同じ機能が入る。詳細な説明、体験版で対応する機能・言語・プレイヤーモードの一覧、体験版のプレイヤーによるユーザーレビューが付く
別のストアページを作らないストアのチェックリストは製品版よりもはるかに短くなる。通常必要になるのは、いくつかのアセットと、体験版と製品版の違いの簡単な説明だけ
表1

別の体験版ストアページを作る場合、Steamworks は次の点を挙げています。体験版の具体的な内容を明記した詳細な説明を書くこと。体験版で対応している機能・言語・プレイヤーモードの一覧を出すこと。ベースゲームで対応していても体験版で対応していないものは、体験版のストアページに含めず、それらがベースゲームでのみ利用できることを明記すること。体験版のコンテンツに固有の予告編と、少なくとも5つのスクリーンショットを出すこと。カプセル画像とライブラリのアセットで、そのアプリが体験版であることを明確に示すこと。コンテンツアンケートの回答が体験版のコンテンツを正確に反映していること。

すでに公開されている体験版に、あとから別のストアページを有効にする場合については、この段階では Valve によるレビューは必要ないと書かれています。

体験版には、別のストアページを作るかどうかにかかわらず、専用のコミュニティハブは付きません。

ビルドの審査で見られる範囲

Steamworks は、Next Fest のドキュメントの中で、ビルドのレビューについて次のように説明しています。ビルドのレビューは、そのゲームに実装されるべき機能が実装されており、実行できるかどうかの検証のみを目的としています。完全な QA プロセスではなく、バグ検出は行われません。本格的な QA テストは自分で実施する必要があります。

レビューを受けたあとも体験版のビルドを更新できますが、ビルドのレビューが再度行われることはありません。

製品版の審査で見られることはSteam の審査はストアページとビルドで各3〜5営業日にまとめています。

Next Fest に出す場合の締切

Steam Next Fest に参加するには、フェス開始までにプレイ可能な体験版を一般公開する必要があります。Steamworks は、体験版のストアアセットとビルドを、関連する期限または体験版のローンチ日から数えて3〜5営業日前までにレビューに提出するよう書いています。最初のビルドレビューに失敗して再提出する場合に備えるためです。

Next Fest に体験版を出すときに Steamworks が示している期限

出したい時点Steamworks が示している提出の期限
プレスプレビューの前に体験版を公開するフェス開催の4週間前までに体験版をレビューに提出
Next Fest の前に体験版を公開するフェス開催の2週間前までに体験版をレビューに提出
表2

体験版は、レビューと承認を受けたあとはいつでもリリースできます。Steamworks は、イベントが始まる前に体験版が正常に動いていることを確かめ、問題を直す時間を取れるよう、少なくとも Next Fest の開始30分前までに体験版をリリースすることを強く勧めています。

体験版用に別のストアページを公開する場合は、ベースゲームのストアページを再公開して、2つのページが関連していることをバックエンドが認識できるようにします。

体験版を出したあとにできること

体験版を初めてプレイ可能に設定すると、関連する製品版をウィッシュリストに追加しているプレイヤーへの通知を出せます。この操作ができるのは、体験版の最初のリリースから2週間のあいだで、1度だけです。

Steamworks は、ウィッシュリスト通知に App ID ごとに2週間のクールダウンがあることを挙げ、App ID のリリースや割引など、ほかの通知のきっかけになりうるイベントと体験版のリリース通知を、少なくとも2週間以上あけることを挙げています(Steam のウィッシュリストの通知が飛ぶ3つのきっかけ)。

体験版をリリースしたあと、ベースゲームのストアページに「体験版をダウンロード」のボタンを出すには、ベースゲームのストアページを手動で再度公開します。ベースゲームのストアページでの体験版の出し方は2つあり、右側のサイドバーに控えめに出す形と、中央に緑色の枠で出す形を、「特殊設定」タブの「関連する体験版」で切り替えます。

体験版の実績については、Steamworks は無効にすることを挙げています。代わりに、セーブゲームを共有の Steam クラウドに保存すると、利用者が製品版を買ったあとにゲームを起動した時点で実績が付与されます。

体験版は、リリース後であればいつでも配信を無効化・再有効化できます。無効化すると、プレイヤーはダウンロードも起動もできなくなります。体験版を所有する利用者のライブラリには、アンインストール用に引き続き表示されます。

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