INDIE INDEX

制作

Web Audio API とは|ブラウザの中で音を組み立てて鳴らすための仕組み

言葉の意味

Web Audio API(ウェブオーディオ・エーピーアイ)は、ブラウザの中で音を処理し、作り出すための決まりです。W3C(Web の標準を決める団体)の仕様は、これを、Web のアプリの中で音を処理し、組み立てるための、高い水準の決まりだと書いています。

ここでいう高い水準とは、音の波形を1つ1つ自分で書かなくても、部品を組み合わせて音を作れる、という意味です。

必要になる理由

音のファイルをただ再生するだけなら、Web のページに置く音の要素でも足ります。ゲームでは、それだけでは足りない場面があります。音の大きさを場面に合わせて変える、左右の聞こえ方を変える、複数の音を重ねる、効果をかける、といったことです。

Web Audio API は、こうした処理を、音を鳴らす道筋そのものとして組み立てられるようにします。

実際の使われ方

仕様が中心に置いている考え方は、音の道筋を図(グラフ)として組み立てることです。AudioNode と呼ばれる部品をいくつもつなぎ合わせて、全体としてどう鳴らすかを決めます。

実際の処理は、その下にある実装が行います。仕様は、そこがふつう最適化された機械に近いコードであることを書いています。プログラムから直に音を処理し、作り出すこともできます。

仕様は、この決まりが Web のほかの仕組みと組み合わせて使われることを前提にしていると書いています。名前が挙がっているのは、通信のための仕組みです。ゲームや操作のあるアプリについては、canvas(絵を描くための四角い枠)の平面の描画と、WebGL(ブラウザの中で立体を描くための仕組み)による描画と組み合わせて使われることが想定されています。

ブラウザ向けのエンジンも、この仕組みを使っています。melonJS の公式サイトは、備えている機能として、この仕組みによる3次元の音、左右の振り分け、素材なしで音を作る仕組み(振動子・雑音)を挙げています。

関係する決まり

仕様を出しているのは W3C の中に置かれた作業部会です。2026年9月18日の時点での題は「Web Audio API 1.1」で、段階は First Public Working Draft(最初に公開された作業中の草案)です。

仕様には、この文書が W3C の勧告になることを目指していると書かれています。

情報源

Web Audio API が出てくるページ0

この言葉は、いまサイトにあるほかのページには出ていません。

この言葉を定義している公式のページ

公式の定義

近くにある言葉

同じところで使うツール