Aseprite とは|ドット絵とそのアニメーションを作る専用のツール
Aseprite は、ドット絵とそのアニメーションを作る専用のツールです。公式サイトでは$19.99から、Steam版は¥2,600で購入できます。ソースコードを自分でコンパイルして個人の目的で使うこともでき、作った絵はどの入手方法でも商用の作品に使えます。
- 分類
- 2Dグラフィック
- 日本語対応
- 日本語一部対応
- 費用
- 約2,000〜3,000円(Steam/公式)。自分でビルドすれば無料
- 公式サイト
- https://www.aseprite.org/確認日 2026-09-17
Aseprite の概要
Aseprite(アセプライト)は、ドット絵とそのアニメーションを作る専用のツールです。1コマずつ絵を描き、レイヤーを重ね、動きを付けられます。
ソースコードは GitHub のリポジトリで公開されています。スプライトはレイヤーとコマ(フレーム)からなり、2つは別の概念として扱われます。タイルマップ(カンバスの格子の1マスずつに、タイルという小さな画像を割り当てる仕組み)も作れます。
Aseprite の特徴
Aseprite は、動くドット絵を作る専用のツールです。
Aseprite のアニメーションとレイヤー
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| レイヤー | 作る・コピーする・動かす・ドラッグ&ドロップする |
| コマ(フレーム)またはセル | 作る・コピーする・動かす・つなぐ(リンクする)・ドラッグ&ドロップする |
| コマへの札(タグ) | 区間に札を付けて、1つのファイルに複数のアニメーションを入れます |
| 再生 | 区間を、順方向・逆方向・往復(ピンポン)のモードで繰り返せます。プレビューの速さも変えられます |
| オニオンスキン | 他のコマを、動きを付けるときの参考として見られます。モードを選べ、Red/Blue(赤/青)のモードもあります |
Aseprite の色と描画
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| パレット | コピーと貼り付け、ドラッグ&ドロップ、パレットの大きさの変更ができます |
| 透明度 | パレットの色にアルファ値を持たせられます |
| 色相環 | 色の取り合わせ(ハーモニー)を選べます |
| シェーディングモード | シェーディングインクで、光と影を作れます |
| Pixel Perfect Stroke(ピクセルパーフェクトな線) | ドット絵のための、整った線を作れます |
| RotSprite | 小さなスプライトを回転させるときの、ピクセルの極端なゆがみを避けます |
| タイルモード | 画像を 3×3 の格子に繰り返して、模様を作れます |
| ブラシと合成モード | ディザリング用の自分のブラシを作れます。レイヤーを合成して色の効果を作る、合成モード(ブレンドモード)もあります |
Aseprite のタイルマップ
Aseprite v1.3 から、タイルマップのレイヤーを作れます。タイルマップのレイヤーは、カンバスの格子の1マスずつが、タイルセットの中のタイル(小さな画像)を指す特別なレイヤーです。タイルセットはタイルの集まりで、色のパレットと同じように、1つ1つに番号が付き、別の場所でも使い回せます。
タイルマップのレイヤーでは、主なモードが2つあります。
| モード | 何を変えるか |
|---|---|
| Draw Pixels(画素を描く) | タイルごとに画素を描き、通常のレイヤーを編集するときのように、タイルの中身(画素)を変えます |
| Draw Tiles(タイルを置く) | タイルを直接置いたり取得したりします。タイルの中身は変えず、タイルマップの情報を変えます |
画素を描くときには、タイルどうしの変更の扱い方を決める特別なモードが3つあります。
| 動き方 | 何が起きるか |
|---|---|
| Manual(手動) | タイルセットの並びを変えずに、各タイルの中身を変えます |
| Auto(自動・既定) | 描くと、新しいタイルを作るか、すでにあるタイルを使い回そうとします。どのタイルマップからも参照されないタイルは消します |
| Stack(積み重ね) | 既存のタイルを変えずに、既存のタイルへの変更のたびに新しいタイルを作って積み重ねます |
Aseprite で描いた絵の持ち出し先
Aseprite では、次のような形でファイルを開いたり書き出したりできます。
| 形式 | できること |
|---|---|
| PNG の連番 | 画像の連番を開いたり保存したりできます |
| アニメーション GIF | アニメーションを作り、.gif ファイルとして保存できます |
| スプライトシート | .png と .json のファイルに書き出せます |
| テクスチャアトラス | 複数のアニメーションを1つのテクスチャアトラスに収められます |
コマンドライン(CLI)を使って、画像の変換を自動化し、アセットのパイプラインに Aseprite を組み込めます。
Aseprite の費用とライセンス
Aseprite 本体は有料です。1.x 系列の .exe・.dmg のファイルを得るための最低支払額は、$19.99(米ドル)です。Steam版は、日本向けの表示で¥2,600で、Steam のクライアントから自動で更新されます。
購入すると、v1.9 までのアップデートを Humble Bundle・Gumroad・itch.io・Steam のいずれかからダウンロードできます。
ソースコードをダウンロードし、自分でコンパイルして、個人の目的で使えます。ただし、Aseprite を第三者に再配布することはできません。再配布できるのは、教育機関向けの特別なライセンスがあるときだけです。
Aseprite で作った絵・アニメーション・アセットなどは、個人の作品でも商用の作品でも使えます。自分でコンパイルした版で作ったものも、個人・商用のどちらの目的にも使えます。
| 入手方法 | 費用・条件 | 商用利用 |
|---|---|---|
| 公式サイト | $19.99から(最低支払額) | できます |
| Steam | ¥2,600(日本向けの表示) | できます |
| ソースコードから自分でコンパイル | 個人の目的で使えます。第三者への再配布はできません(教育用の特別なライセンスを除く) | できます |
Aseprite の入手方法と費用
| 入手方法 | 費用・条件 | 特徴 |
|---|---|---|
| 公式サイト | $19.99から(最低支払額) | Windows のインストーラーと .zip、macOS の .dmg、Ubuntu 20.04 以降向けの .deb パッケージ、Steam のキーなどが付く |
| Steam | ¥2,600(日本向けの表示) | 自動更新 |
| 自分でコンパイル | 個人の目的で使えます | 再配布はできません(教育用の特別なライセンスを除く) |
自分でコンパイルした版は再配布できません
ソースコードをコンパイルして個人の目的で使えますが、Aseprite を第三者に再配布することはできません。再配布できるのは、教育機関向けの特別なライセンスがあるときだけです。
Aseprite は公式サイトから購入でき、Steam でも購入できます。ソースコードは GitHub で公開されていて、自分でコンパイルして個人の目的で使えます。
- Aseprite を手に入れるhttps://www.aseprite.org/
Aseprite を使い始める手順
公式ドキュメントの Basics(基本)のページにある Workflow(作業の流れ)の段に沿って、新しいスプライトを作り、描き、保存し、書き出すまでの手順は次のとおりです。
- 新しいスプライトを作ります。File > New(新規)のメニュー(Ctrl+N、macOS は ⌘N)で、スプライトの大きさ(ピクセル単位)・カラーモード・初期の背景色を選びます。スプライトは、既定のパレットが付いた状態で作られます。
- ペンシルのツール(B キー)で描きます。左クリックでは前景色と選択中のブラシで、右クリックでは背景色で描けます。この動きは、ほとんどすべての描画ツールで同じです。使う色は、カラーバーから左右のクリックで選びます。右クリックで背景色になるのは既定の設定で、Edit > Preferences > Editor(編集 > 環境設定 > エディタ)から変えられます。
- File > Save(保存)のメニュー(Ctrl+S、macOS は ⌘S)で保存します。.aseprite 形式で保存すると、レイヤー・フレームなどのスプライトの情報がそのまま残ります。ほかのファイル形式でも保存でき、これらの情報が要らない場合には、.png を開いて編集し、.png のまま保存し直すこともできます。
- 書き出します。書き出すときは、.gif のアニメーション・連番の .png・全コマを1行または1列に並べた1枚の .png・2次元のスプライトシートのどれかの形にできます。
- .gif または連番の .png には、File > Export > Export As(名前を付けて書き出し)のメニュー(Ctrl+Alt+Shift+S、macOS は ⌥⇧⌘S)を使います。直前に使った書き出しの設定は、もう一度コピーを保存するときのために覚えられています。
- 連番にするには、frame1.png のように番号と静止画の種類(拡張子)を付けたファイル名を指定します。1 は最初のコマの番号で、.png は各コマを保存する静止画の種類です。frame001.png のように指定すると、frame001.png・frame002.png・frame003.png などの名前になります。
- 1コマだけを書き出すには、File > Export の Frames の欄を Selected frames(選んだコマ)にします。
- File > Export のダイアログには、Resize(拡大縮小)の欄や、Animation Direction(アニメーションの向き)で Forward(順方向)・Backward(逆方向)・Ping-Pong(往復)のどれかを選ぶ欄などがあります。
- スプライトシートには、File > Export Sprite Sheet(スプライトシートの書き出し)のメニューを使います。スプライトシートは、同じスプライトの複数のコマを載せた1枚の大きな画像です。見えているレイヤーすべてか特定の1つのレイヤーを選べ、コマはタグ(札)をもとに選べます。
情報源
- Aseprite — FAQ(最低価格・対応する環境・ソースコードからのビルド・ライセンス・作った絵の商用利用)https://www.aseprite.org/faq/確認日 2026-10-15
- GitHub — aseprite/aseprite(ソースコードの公開されているリポジトリのページ・ライセンス)https://github.com/aseprite/aseprite確認日 2026-10-15
- Aseprite on Steam(Steam版の価格)https://store.steampowered.com/app/431730/Aseprite/確認日 2026-10-15
- Aseprite — 公式サイト(何をするツールか・機能の一覧・書き出しの形式)https://www.aseprite.org/確認日 2026-10-15
- Aseprite — タイルマップ(公式ドキュメント。タイルマップのレイヤーとタイルセット・編集の仕方)https://www.aseprite.org/docs/tilemap/確認日 2026-10-15
- Aseprite — Basics(公式ドキュメント。基本の作業の流れ・書き出し方の種類)https://www.aseprite.org/docs/basics/確認日 2026-10-22
- Aseprite — New Sprite(公式ドキュメント。新しいスプライトの作り方)https://www.aseprite.org/docs/new-sprite/確認日 2026-10-22
- Aseprite — Drawing(公式ドキュメント。描き方)https://www.aseprite.org/docs/drawing/確認日 2026-10-22
- Aseprite — Save(公式ドキュメント。保存の仕方)https://www.aseprite.org/docs/save/確認日 2026-10-22
- Aseprite — Exporting(公式ドキュメント。.gif・連番の .png への書き出し)https://www.aseprite.org/docs/exporting/確認日 2026-10-22
- Aseprite — Sprite sheets(公式ドキュメント。スプライトシートの書き出し)https://www.aseprite.org/docs/sprite-sheet/確認日 2026-10-22