ゲームの年齢区分(レーティング)の取り方|Steam・スマートフォン・コンシューマー機の手続き
Steam はコンテンツアンケート、Google Play と Xbox は IARC の質問票、App Store は App Store Connect の質問票に答えて年齢区分を得ます。物理ディスクで出す Xbox のゲームには、多くの市場でレーティング証明書が必要です。
このページの目次
Steam のコンテンツアンケートと年齢区分
コンテンツアンケートは、ストアページと製品ビルドをレビューのために提出する前に完了する必要があり、その一般的なコンテンツのセクションを完了すると、ゲームリリース後にストアページで表示されるいくつかの地域別レーティング機構のレーティングが生成されます。このデータは、将来的に追加の地域別レーティングを生成する際にも使用できます。
正式なレーティング機構によって発行されたレーティングをゲームがすでに取得している場合は、ゲームの「レーティング」セクションにそれを入力できます。
アンケートの各セクションの内容と、生成AIの申告は、Steam の対応OSは Windows・macOS・Linux|システム要件とコンテンツ申告にあります。
Google Play の年齢区分(コンテンツのレーティング)の取り方
Google Play に掲載されるすべてのアプリは、IARC のコンテンツのレーティングを取得している必要があります。コンテンツのレーティングを取得するには、アプリのコンテンツの性質について、Google Play Console でレーティング質問票に回答します。この質問票の回答に基づいて、複数のレーティング機関のコンテンツのレーティングがアプリに割り当てられます。
IARC の仕組みでは、参加している IARC のストアフロントで公開する準備をする開発者が、IARC の質問票への回答を求められます。回答を終えると、IARC が地域ごとに、適切な年齢区分・コンテンツの説明・対話の要素を割り当てます。IARC の仕組みの詳しいところは、IARC とは|質問に答えて世界各国の年齢区分を現在は無料で取得できる仕組みにあります。
Google Play の質問票には、次の扱いがあります。
- Google Play で現在配信されているすべてのアプリだけでなく、新たに Google Play Console に送信するアプリに関してもそれぞれ、コンテンツ レーティング質問票に回答する必要があります。コンテンツのレーティングが割り当てられていないアプリは Google Play ストアから削除されます。
- レーティング質問票の回答に影響するアプリのコンテンツや機能を変更した場合は、Google Play Console で改めてコンテンツ レーティング質問票に回答して送信する必要があります。
- アプリのコンテンツを偽った場合は、アプリの削除や公開停止の措置が取られることがあります。
- アプリに割り当てられたレーティングに同意しない場合は、証明書の通知メールに記載されたリンクを使用して IARC レーティング機関に直接申し立てを行うことができます。
- アプリに割り当てられるコンテンツのレーティングの対象は、アプリ内のコンテンツのみです。消費者契約や広告など、その他の機能や取り組みは含まれません。
App Store の年齢区分(App Store Connect の質問)の取り方
年齢区分は、必須のアプリ情報の項目です。アプリの年齢区分を決めるには、App Store Connect で年齢区分の質問票に回答します。質問票には、コンテンツの説明・アプリ内の制御・機能の一覧があり、アプリに含まれるコンテンツの種類ごとの頻度を指定します。選んだ内容は、Apple のグローバルな年齢区分に変換され、必要な場合は地域ごとの年齢区分にも変換されます。回答に応じて、国や地域ごとの年齢適合の基準に基づく年齢区分が、それぞれの国や地域に割り当てられます。
年齢区分の設定に必要な役割は、Account Holder・Admin・App Manager か Marketing です。手順は次のとおりです。
- Apps で、設定するアプリを選びます。
- サイドバーの General の下で、App Information をクリックします。
- Age Ratings の下の Set Up Age Ratings ボタンをクリックします。
- ダイアログが表示されたら、アプリ内の制御と機能のオプションの一覧を確認し、アプリに含まれていてコンテンツを制限できるものを選んでから、Next をクリックします。
- 進行バーの各セクションを順に進み、質問に答え、各コンテンツの説明に当てはまる頻度のレベルを選んでから、Next をクリックします。
- 評価の上書きも、App Store の Kids カテゴリでの表示も必要ない場合は、Age Categories and Override で Not Applicable を選びます。
- Save をクリックします。ダイアログが閉じて App Information ページに戻り、グローバルな年齢区分と地域ごとの年齢区分を見られます。
Age Categories and Override には、次の選択肢があります。
- Made for Kids:算出された年齢区分が 4+ または 9+ で、アプリを App Store の Kids カテゴリにも表示したい場合に、アプリに合う年齢の範囲を選びます。この選択は、アプリが App Review に承認されたあとは変更できません。アプリとその後のすべてのアップデートは、Kids カテゴリのガイドラインに従う必要があります。visionOS のアプリでは Made for Kids を選べず、Kids カテゴリのアプリは visionOS では提供できません。
- Override to Higher Age Rating:Apple が割り当てた年齢区分を超える年齢区分に上げるときに選びます。アプリの EULA に、Apple が算出した年齢区分を超える最低年齢の条件がある場合は、その条件に合う年齢区分に上書きする必要があります。
Unrated のアプリは、App Store で公開できません。代替アプリマーケットプレイスまたは Web サイトでは公開できる場合があります。
Xbox の年齢区分の取り方
年齢区分は、審査機関が Xbox のゲームに付ける分類で、ゲームの内容・機能・ユーザーが作るコンテンツに基づいています。Xbox のゲームの年齢区分は、Partner Center で IARC の質問票を使って設定します。年齢区分は Certification へのすべての提出に必要です。
年齢区分の取得方法は2つあります。
- IARC(International Age Rating Coalition):配信がデジタルだけの場合に、多くの市場を対象にします。参加は、利用する際は無料です。Partner Center で質問票に回答して、年齢区分を生成します。
- レーティング証明書:物理ディスクで配信する場合に、多くの市場で必要です。ロングフォームまたは従来型のレーティングとも呼ばれます。
Partner Center の製品の Age ratings ページでは、IARC の質問票に答えて年齢区分を生成するか、別のプラットフォームまたはストアフロントでその製品について取得済みの IARC の年齢区分 ID を入力します。
IARC の質問票に関しては、次のとおりです。
- Partner Center で作るすべての製品について、年齢区分を審査機関から直接取得した場合でも、IARC の質問票に回答する必要があります。正確に回答する必要があり、ゲームの内容が変わった場合は再度回答する必要があります。
- IARC の年齢区分は、デジタル配信でのみ有効です。物理配信も対象にするゲームは、該当する審査機関から直接年齢区分を取得する必要があります。
- IARC の質問票への回答後に発行された年齢区分の値に同意しない場合は、審査機関に連絡します。受け取る年齢区分の証明書のメールには、そのためのリンクが入っています。
ゲームを1つ以上の地域で物理メディアで配信する場合は、まず質問票に回答し、地域ごとに審査団体から得たレーティング証明書をアップロードする必要があります。物理メディアで配信しない場合も、審査団体から得た年齢区分を提出できます。
質問票で年齢区分を生成したあとは、審査団体から直接取得したロングフォームまたは従来型の年齢区分で上書きできます。ディスクで配信するゲームでは、この上書きを設定して保存する必要があります。手動で設定した年齢区分は、IARC の年齢区分より優先されます。
Xbox のデジタルストアの年齢区分は、Partner Center の年齢区分のモジュールで設定したもので、IARC の年齢区分か、有効な年齢区分の証明書で手動で上書きした年齢区分です。物理ディスクでは、ロングフォームの証明書と値で上書きした年齢区分だけが、ディスクの申請を作るときに使われます。IARC から生成された年齢区分は、デジタルの公開にしか使えないため、含まれません。
CERO Z または IARC 18+ の年齢区分が付いた無料の製品(ベータ版または体験版を含む)は、配信方法にかかわらず、日本の Xbox では公開できません。
CERO の審査の流れ
CERO の審査から年齢区分マークの表示までの流れは、次のとおりです。
- CERO が、ソフトウェアメーカーからゲームソフトの倫理審査の依頼を受けます。
- 依頼された作品について、複数の審査員が表現内容等を審査します。
- それぞれの審査結果をもとに、年齢区分を決めます。
- 判定結果をソフトウェアメーカーに通知します。
- ソフトウェアメーカーは、判定結果に基づき年齢区分マークを製品に表示します。
表現項目ごとに上限があり、上限を超える表現内容(禁止表現)を含むソフトには、CERO はレーティングを与えません。
審査の対象となるハードウェアとサービス、CERO の概要と費用は、CERO とは|日本国内で売るゲームの年齢区分(A〜Z)を審査する機関にあります。
ESRB の審査の進め方
ESRB の審査は、ゲームが物理(箱入りなど)で提供されるか、デジタルだけで提供されるかによって、2通りあります。デジタルのゲームは、IARC が作った仕組みで審査され、リリース前に開発者が質問票に回答します。
IARC の参加審査機関の一覧には、米国とカナダの Entertainment Software Rating Board が入っています。
ESRB の概要と、物理版の審査の進め方は、ESRB とは|北米向けのゲームに年齢区分を付与する機関にあります。
情報源
- Steamworks — コンテンツアンケートhttps://partner.steamgames.com/doc/gettingstarted/contentsurvey確認日 2026-10-19
- IARC — How IARC Workshttps://www.globalratings.com/how-iarc-works/確認日 2026-10-19
- IARC — Participantshttps://www.globalratings.com/participants/確認日 2026-10-19
- Play Console ヘルプ — コンテンツのレーティングhttps://support.google.com/googleplay/android-developer/answer/9898843?hl=ja確認日 2026-10-19
- App Store Connect ヘルプ — Set an app age ratinghttps://developer.apple.com/help/app-store-connect/manage-app-information/set-an-app-age-rating確認日 2026-10-19
- Xbox Game Development Documentation — Age ratingshttps://devdocs.xbox.com/publishing/game-publishing/concepts/age-ratings確認日 2026-10-19
- CERO — レーティング制度https://www.cero.gr.jp/publics/index/17/確認日 2026-10-19
- ESRB — Ratings processhttps://www.esrb.org/ratings/ratings-process/確認日 2026-10-19