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レベル:入門

Solarus とは|アクションRPGのために作られた無料の2Dエンジン

公開 2026-09-13更新 2026-09-13Solarus

Solarus は、2Dのアクションロールプレイングゲームのために作られたゲームエンジンです。C++ で一から書かれ、ゲームの側は Lua で書く仕組みです。

分類
ゲームエンジン・フレームワーク
日本語対応
日本語非対応
費用
無料
公式サイト
https://www.solarus-games.org/
このページの目次
  1. Solarus の概要
  2. Solarus の特徴
  3. Solarus の費用とライセンス
  4. 情報源

Solarus の概要

Solarus(ソラルス)は、2Dのゲームを作るためのエンジンです。公式サイトのよくある質問のページは、無料でオープンソースのゲームエンジンで、GPL v3 のもとで公開されていること、C++ で一から書かれ、SDL2 を使っていることを説明しています。

開発は2006年に始まりました。公式サイトは、このエンジンの目的を「自分のアクションRPG(ゼルダに似たゲームとも呼ばれるもの)を作れるようにすること」と書き、任天堂とは完全に独立していると明記しています。同じページは、Solarus がスーパーファミコンのエミュレータではないこと、スーパーファミコンの ROM を書き換えたものでもないこと、そしてアクションアドベンチャーを含むどんなゲームでも作れるので「ゼルダ専用のエンジン」ではないことも、はっきり書いています。

企画を支えているのはフランスの非営利団体 Solarus Labs です。作者は Christopho で、その周りに有志の小さなチームがいると公式サイトは書いています。

Solarus の特徴

Solarus が扱う次元

作れるものの範囲について、公式サイトの FAQ は次のように書いています。Solarus には Lua の API があり、Lua で書けることは何でも書けるので、手を動かす気があるなら、たいていのことは実現できます。ただし、エンジンは3Dのグラフィックを扱いません。これが唯一の制約です。

API とは

API(Application Programming Interface)は、あるプログラムの機能を、別のプログラムから呼び出すための決まりのことです。Solarus では、ゲームの側を Lua で書くための呼び出し口を指します。

公式サイトの FAQ は、Solarus が何でないかも書いています。スーパーファミコンのエミュレータではなく、一から書かれたゲームエンジンであること、スーパーファミコンの ROM を書き換えるものでもなく、スーパーファミコンでもその動きを真似るソフトでも動かないこと、そして「ゼルダのエンジン」と呼ばれることがあるが、アクション RPG とアクションアドベンチャー向けの機能を備えたうえで、どんな種類のゲームも作れるものだということです。

Solarus の使用言語

エンジン本体は C++ で一から書かれていて、SDL2 を使っています。ゲームの側は Lua で書きます。開発が始まったのは2006年です。

Solarus の対応プラットフォーム

公式サイトの Features のページが挙げている対応先は次のとおりです。

区分 対応先
パソコン Windows・macOS・Linux・OpenBSD・OpenSUSE
小型の機械 Raspberry Pi
スマートフォン Android
コンシューマー機(Nintendo Switch や PlayStation などのゲーム専用機) Nintendo Switch

Solarus のコンシューマー機への対応

Nintendo Switch については、公式サイトの FAQ に別の節が置かれています。Solarus が Nintendo Switch で動くので、その上で作ったゲームも動く可能性があります。ただし、Nintendo の開発機材を使うために結ぶ秘密保持の契約のため、その移植の部分は非公開に保たれています。手に入れるまでの道筋は、公式サイトの別のページで説明されています。

Solarus が標準で備えているもの

公式サイトは、The Legend of Zelda: A Link to the Past・Secret of Mana・Soleil といった2DのアクションRPGを念頭に設計したと書いていて、そのための機能をあらかじめ備えていると説明しています。

Solarus の2つのアプリ

公式サイトは、作るためのソフトと、遊ぶためのソフトを分けて配布しています。

名前 何をするか 配布されているもの
Solarus Editor マップの編集・スプライトの編集・スクリプトの編集などを備えたパソコン向けのゲームエディタ Linux の AppImage(91MB)/macOS の DMG(109MB)/Windows の持ち運べる ZIP(89MB)
Solarus Launcher Solarus で作られたゲームを探し、ダウンロードし、更新し、遊ぶためのパソコン向けのアプリ Linux の AppImage(36MB)/macOS の DMG(56MB)/Windows の持ち運べる ZIP(33MB)

確認日の安定版は 2.1.4(2026年9月8日の更新)です。過去の版も、公式サイトからまとめて落とせます。

Solarus を運営している団体

公式サイトの FAQ によると、この企画を支える法人は、フランスの1901年法にもとづく非営利の団体 Solarus Labs です。寄付はすべてこの団体が受け取り、企画のためだけに使われます。手を動かしているのは、Solarus を作った Christopho を中心とする、少人数の有志の集まりです。

Solarus の費用とライセンス

Solarus は無料です。公式サイトは、エンジンのソースコードすべてを GPL v3 とし、付属する素材をクリエイティブ・コモンズ 表示-継承 4.0 としています。

公式サイトの FAQ は、商用のゲームに使えるかという問いに「使えます。すでに実例もあります」と答え、そのうえで守る決まりを示しています。ゲームはエンジン(Solarus)とゲームのデータ(マップ・スクリプト・スプライト・会話など)の2つに分かれ、それぞれで扱いが変わります。

対象 決まり
Solarus をそのまま使う ゲームの起動画面などから Solarus のソースコードへのリンクを示します
Solarus に手を加えて公開する 手を加えたソースコードを公開します。その版も GPL になります
自分で作ったゲームのデータ 好きなライセンスにできます。非公開でも商用でもかまいません
他から持ってきたデータ 元のライセンスの決まりに従います。GPL の Lua スクリプトやクリエイティブ・コモンズの素材に手を加えた場合は、同じ条件が続きます

公式サイトは、他者が著作権を持つ素材(任天堂のものを含む)を商用のゲームに使ってはいけないと明記しています。

項目 内容
費用 無料
エンジンのライセンス GPL v3
付属する素材のライセンス クリエイティブ・コモンズ 表示-継承 4.0
商用の利用 可能(上の決まりに従う)

Solarus は公式サイトからダウンロードできます。公式サイトの Download のページは、作る人向けの Solarus Editor と、遊ぶ人向けの Solarus Launcher を分けて置いています。

配布物 Linux macOS Windows
Solarus Editor AppImage 91MB DMG インストーラー 109MB 持ち運び版の ZIP 89MB
Solarus Launcher AppImage 36MB DMG インストーラー 56MB 持ち運び版の ZIP 33MB

過去の版も同じページから辿れます。ソースコードは GitLab で公開されています。資料は公式の Docs に、質問の場としてフォーラムと Discord が案内されています。

情報源

Solarus のページに出た言葉

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