テスト・調整
Vitest とは|Vite の設定をそのまま使える試験のツール
Vitest は、書いたコードが思ったとおりに動くかを確かめる試験の枠組みです。Vite の設定と拡張をそのまま読み込むので、アプリ側と試験側で設定を二重に持たずに済みます。
- 分類
- プログラミング補助
- 制作の流れ
- テスト・調整
- 日本語対応
- 日本語非対応
- 費用
- 無料(MIT ライセンス)
- 公式サイト
- https://vitest.dev/確認日 2026-09-18
Vitest の概要
Vitest(ヴィーテスト)は、書いたコードが思ったとおりに動くかを確かめる試験の枠組みです。公式ドキュメントは、名前を「veetest」と読むこと、Vite を土台にした次の世代の試験の枠組みであることを書いています。
公式サイトは、Vitest が Vite のアプリで試験がそのまま動くように作られたとしています。Vite の上に作られているので、Vite の設定をそのまま理解し、同じ読み解きと変換の通り道を使い回します。
Vite を使っていなくても Vitest だけを使えます。Jest と互換があり、サーバー側のコードにも使えます。
権利の表示は「© 2026 VoidZero Inc. and Vitest contributors.」です。
Vitest の特徴
Vitest はゲームを描く機能を持ちません
Vitest が受け持つのは、試験を書いて走らせ、結果を知らせる部分です。絵や音を扱う機能は持ちません。
Vitest が掲げている4つの点
| 点 | 中身 |
|---|---|
| Vite が土台 | Vite の設定と拡張を使い回します。アプリ側と試験側で同じものになります。Vite を使うことは必須ではありません |
| Jest との互換 | expect・写し取った結果の照合・網羅の度合いの測定などがあり、Jest から移りやすいとしています |
| 賢く即座に見張る形 | 関わりのある変更だけを走らせ直します |
| 最初から使える対応 | ESM・TypeScript・JSX への対応が最初から入っています。土台には Oxc を使います |
Vitest が備えている機能
公式のリポジトリが並べている機能は次のとおりです。
| 区分 | 中身 |
|---|---|
| 判定 | Chai を内蔵しています。Jest の expect と互換のある書き方も使えます |
| 写し取り | Jest と同じ形の写し取った結果の照合 |
| 網羅の度合い | v8 か istanbul による測定 |
| 偽物の部品 | Jest と互換のある作り替え・差し替え・呼び出しの見張り |
| ブラウザの模擬 | JSDOM と happy-dom |
| ブラウザでの実行 | 画面の部品の試験をブラウザの中で走らせる仕組み |
| 画面の部品 | Vue・React・Svelte・Lit・Marko |
| 速さの測定 | Tinybench を使った測定 |
| 型の試験 | expect-type による型の段階での試験 |
| 走らせ方 | 絞り込み、待ち時間の上限、まとまりと個々の試験の同時実行、分割して走らせる仕組み、捕まえ損ねた誤りの報告 |
Vitest の試験の書き方
公式ドキュメントは、2つの数を足す関数を確かめる例を載せています。import { expect, test } from 'vitest' と書き、test('adds 1 + 2 to equal 3', () => { expect(sum(1, 2)).toBe(3) }) のように書きます。
試験のファイルは、既定では名前に .test. か .spec. を含む必要があります。package.json の scripts に "test": "vitest" を書いて npm run test で走らせます。
1回だけ走らせて見張らない場合は vitest run です。--reporter や --coverage のような指定も渡せます。指定の一覧は npx vitest --help で出ます。
パッケージの管理に Bun を使っている場合は、bun test ではなく bun run test を使うよう注が添えられています。bun test にすると Bun 自身の試験の仕組みが動くためです。
Vitest の設定と必要な版
Vitest は既定で vite.config.* を読みます。そのため、いまある Vite の拡張と設定がそのまま働きます。
Vitest を動かすには Vite の v6.4.0 以上と Node の v22.12.0 以上が要ります。
Vitest と、それに組み合わせる外部のツールは、作った中間のファイルを .vitest のフォルダに置くことがあります。公式ドキュメントは、これを版の管理の対象から外すよう勧めています。
Vitest の費用とライセンス
Vitest は無料です。公式サイトは「Vitest is free and open source, made possible by wonderful sponsors.(Vitest は無料でオープンソースです。素晴らしい支援者のおかげで成り立っています)」と書いています。公式のリポジトリは、ライセンスを MIT ライセンスとしています。
MIT ライセンスとは
MIT ライセンス(MIT License)は、著作権の表示とライセンス文を残せば、商用も含めて自由に使ってよいとする短い決まりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 費用 | 無料 |
| ライセンス | MIT ライセンス |
| 版 | v5.0.1(v1.x から v4.x までの資料も残っています) |
| 前提 | Vite v6.4.0 以上/Node v22.12.0 以上 |
| 入手の方法 | npm install -D vitest(yarn・pnpm・bun・deno にも対応) |
| 権利の表示 | © 2026 VoidZero Inc. and Vitest contributors. |
公式サイトには支援の入口があり、段階ごとに支援している会社の名前が並んでいます。入れずに試す場として StackBlitz が案内されています。
公式サイトの言語の切り替えは英語と簡体字中国語の2つで、日本語はありません。
- Vitest|公式サイトhttps://vitest.dev/
情報源
- Vitest — 公式サイト(掲げている一文・4つの点・無料とオープンソースの言明・版と権利の表示・言語の切り替え)https://vitest.dev/確認日 2026-09-18
- Getting Started — Vitest 公式ドキュメント(名前の読み・入れ方・必要な版・試験の書き方と走らせ方・Bun のときの注意・設定の読み込み・中間のファイルの置き場)https://vitest.dev/guide/確認日 2026-09-18
- vitest-dev/vitest — 公式リポジトリ(機能の一覧・必要な版・試験の書き方の例・ライセンス)https://github.com/vitest-dev/vitest確認日 2026-09-18