GameCI とは|Unityのテストとビルドを自動化する無料の仕組み
GameCI は、Unityのテストとビルドを自動化する、無料でオープンソースの仕組みです。
- 分類
- ビルド・配信・ストア提出の補助
- 日本語対応
- 日本語非対応
- 費用
- 無料・オープンソース(実行に使うGitHub Actions等のCI基盤の料金は別)
- 公式サイト
- https://game.ci/確認日 2026-09-18
GameCI の概要
GameCI は、ゲームプロジェクトの継続的インテグレーション(コードの変更を自動でテスト・確認する仕組み)を整えるための、オープンソースのプロジェクトです。継続的インテグレーションは、最新のコードの変更が実際に動くことを、メインの系統に取り込む前に自動のパイプラインで確認する、広く使われている手法です。
GitHub・GitLab・CircleCI という複数のCI基盤に対応しています。
GameCI の特徴
GameCI が自動化すること
GameCI は、Unity のプロジェクトに対してテストとビルドを回す部品を配っています。部品には、次のようなものがあります。
| 部品 | 何をするか |
|---|---|
| Unity Test Runner | Unity のテストを走らせます |
| Unity Builder | Unity のプロジェクトをビルドします |
| Unity Activate | Unity のライセンスを確かめます |
| Unity Return License | 使い終わったライセンスを返します |
| Steam Deploy | ビルドしたものを Steam へ送ります |
| Docker images for Unity | Unity の Action が使う Docker のイメージです |
GameCI が対応する環境
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応する CI 基盤 | GitHub Actions(既定)/GitLab CI/CircleCI |
| 対応するエンジン | Unity |
| 必要なもの | GitHub に置いた Unity のプロジェクト、Unity のライセンス(personal・plus・pro、または Unity Personal のシリアル)、GitHub Actions の基本の知識 |
| いまの版 | v4(v1〜v3 の資料も残っています) |
ビルドの行き先は targetPlatform で指定します。指定できる値は、対応する行き先の一覧にあるもので、例には WebGL(ブラウザの中で3Dを描くための仕組み)・StandaloneWindows64・StandaloneLinux64・Android があります。
GameCI を動かす場所
既定では GitHub Actions などのCI基盤の上で動きます。Self-Hosting(自前での運用)の項目には、Docker と Orchestrator のページがあります。
GameCI のライセンスの有効化
Unity の Action はどれも、先にライセンスを有効にしておく必要があります。有効にする道は、使っているライセンスの種類で分かれます。
| ライセンスの種類 | 手順 |
|---|---|
| 無料の版(Personal) | 手元の Unity Hub でライセンスの記録(.ulf のファイル)を作り、そのファイルと Unity の資格情報を GitHub の秘密の値(secrets)として置く |
| 有料の版(Plus・Pro) | Unity の宛先・合言葉・Unity から渡される通し番号を、CI の秘密の値として置く |
| 組織のライセンスサーバー | サーバーの URL を unityLicensingServer に渡す |
無料の版では、有効にする作業を1度だけ手で行います。Unity Hub の Preferences の Licenses で Add を押して進めると、ライセンスの記録の.ulf のファイルが作られます。ファイルの置き場は OS によって違い、Windows は C:\ProgramData\Unity、macOS は /Library/Application Support/Unity、Linux は ~/.local/share/unity3d/Unity の下にあります。
ライセンスサーバーを使う場合、テストが走る前に浮動のライセンスが取られ、走り終わったあとに返されます。
GameCI のテストの走らせ方
テストは Unity - Test runner の Action で走らせます。何も指定しない場合、playmode と editmode の両方のテストが走ります。設定は .github/workflows/main.yml に仕事(job)として書きます。
Action に渡す値には、プロジェクトの場所(projectPath)と GitHub の権限の鍵(githubToken)があります。ライセンスの種類に応じて、環境の値として資格情報を渡します。
テストの網羅の度合いを測りたい場合は、Unity - Code Coverage を足して使えます。非公開の UPM の登録所に置いた依存を使うプロジェクトでは、その登録所の URL と権限の鍵を環境の値として渡します。Unity のパッケージそのものを試す使い方にも、いくつかの但し書きつきで基本的な対応があります。
GameCI の作りかた
GameCI のサイトは、オープンソースの貢献者によって作られています。コードは GitHub と GitLab にあり、GameCI の OpenCollective のページもあります。
GameCI の費用とライセンス
GameCI 自体は無料でオープンソースです。
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| GameCI 本体 | 無料・オープンソース |
GameCI は公式サイトのドキュメントから、GitHub・GitLab・CircleCI向けの導入手順を確認できます。
- GameCI を手に入れるhttps://game.ci/
情報源
- GameCI — Docs(Introduction・対応するCI基盤・部品の一覧)https://game.ci/docs確認日 2026-10-16
- GameCI — Getting started (GitHub)(必要なもの・targetPlatform)https://game.ci/docs/github/getting-started確認日 2026-10-16
- GameCI — Getting started (GitLab)(GitLab CI での使い方)https://game.ci/docs/gitlab/getting-started確認日 2026-10-16
- GameCI — Activation (GitHub)(ライセンスの種類ごとの有効化・.ulf のファイルの作り方と置き場・ライセンスサーバー)https://game.ci/docs/github/activation確認日 2026-10-16
- GameCI — Test runner (GitHub)(既定で走るテストの種類・渡す値・網羅の度合い・非公開の登録所)https://game.ci/docs/github/test-runner確認日 2026-10-16
- GameCI — unity-builder の LICENSE(ライセンスの種類・無償での利用許諾)https://github.com/game-ci/unity-builder/blob/main/LICENSE確認日 2026-10-16
- GameCI — unity-test-runner の LICENSE(ライセンスの種類・無償での利用許諾)https://github.com/game-ci/unity-test-runner/blob/main/LICENSE確認日 2026-10-16