INDIE INDEX

レベル:実践

GitHub Actions とは|GitHub公式のビルド・テスト・デプロイ自動化サービス

公開 2026-09-08更新 2026-10-20GitHub Actions

GitHub Actions は、GitHubのリポジトリに保存したコードのビルド・テスト・デプロイを自動化できるサービスです。公開リポジトリでは標準のランナーを無料で使え、非公開リポジトリにはプランごとに毎月の無料の実行時間が付きます。

分類
ビルド・配信・ストア提出の補助
日本語対応
日本語対応
費用
公開リポジトリは無料。非公開はプランごとに無料枠あり
公式サイト
https://github.com/features/actions確認日 2026-09-18
このページの目次
  1. GitHub Actions の概要
  2. GitHub Actions の特徴
  3. GitHub Actions の費用とライセンス
  4. 情報源

GitHub Actions の概要

GitHub Actions は、GitHub公式のCI/CD(ビルド・テスト・デプロイを自動化する仕組み)サービスです。コードは GitHub から直接ビルド・テスト・デプロイできます。Linux・macOS・Windows・ARM・GPU・コンテナに対応したホステッド環境で実行するほか、自分で用意したセルフホステッドランナーも使えます。Node.js・Python・Java・Ruby・PHP・Go・Rust・.NETなど、さまざまな言語に対応しています。

GitHub Actions は、DevOps にかぎらず、リポジトリで何かが起きたときに処理を走らせることもできます。プルリクエストが開かれたとき、issue が作られたとき、コミットが押されたときなどのほか、決めた時刻に走らせることも、REST API から呼び出すことも、手で走らせることもできます。

GitHub Actions の特徴

GitHub Actions の部品には、次のようなものがあります。

部品 中身
ワークフロー 1つ以上のジョブを走らせる自動の処理。リポジトリの .github/workflows に置いた YAML のファイルで決める
イベント ワークフローを走らせるきっかけになる、リポジトリの中の出来事
ジョブ 同じランナーの上で走る手順のまとまり。既定では依存関係を持たず、並んで走る
ステップ ジョブの中の1手順。シェルのスクリプトか、アクションのどちらか
アクション くり返し使える処理のまとまり。自分で書くことも、GitHub Marketplace から探すこともできる

1つのリポジトリに複数のワークフローを置けます。ワークフローの中から別のワークフローを呼ぶこともできます。ジョブに依存関係を付けると、先のジョブが終わるまで待ちます。マトリックスを使うと、OS や言語のバージョンなどの変数の組み合わせを変えて、同じジョブを何度も走らせられます。

GitHub Actions を動かす環境

ワークフローを走らせるサーバーをランナーと呼びます。1つのランナーは、一度に1つのジョブを走らせます。GitHub が用意するランナーは、1コアのランナーを除いて、新しい仮想マシンで動きます。別のOSまたは特定のハードウェア構成が要るときは、自分のデータセンターやクラウドにセルフホステッドランナーを置けます。

公開リポジトリで使える標準のランナーは、次のとおりです(2026-10-20時点)。

種類 CPU メモリ ストレージ アーキテクチャ
Linux(ubuntu-slim) 1 5 GB 14 GB x64
Linux(ubuntu-latest ほか) 4 16 GB 14 GB x64
Windows(windows-latest ほか) 4 16 GB 14 GB x64
Linux(ubuntu-24.04-arm ほか) 4 16 GB 14 GB arm64
Windows(windows-11-arm ほか) 4 16 GB 14 GB arm64
macOS(macos-15-intel ほか) 4 14 GB 14 GB Intel
macOS(macos-latest ほか) 3(M1) 7 GB 14 GB arm64

非公開リポジトリでは、Linux と Windows の標準ランナーが2コア・メモリ8 GB になります。macOS と ubuntu-slim は公開リポジトリと同じです。

ubuntu-slim は、完全な仮想マシンではなく、共有の仮想マシンの上のコンテナの中で動く1コアのランナーです。特権を持たないモードで動くので、ファイルシステムのマウント・Docker in Docker・低水準のカーネル機能の利用など、高い権限が要る操作の一部は使えません。ジョブの制限時間は15分で、この時間に達するとジョブは止められて失敗します。

Linux と macOS の仮想マシンでは、パスワードなしで sudo を使えます。Windows の仮想マシンは管理者として動き、ユーザーアカウント制御は切ってあります。

GitHub Team と GitHub Enterprise Cloud の組織・企業では、より大きなランナーも使えます。大きなランナーには、メモリ・CPU・ディスク容量が多いこと、固定のIPアドレス、Azure のプライベートネットワーク、ランナーをまとめる機能、同時に走るワークフローに合わせた自動の増減、GPU を積んだランナーといった特長があります。ただし、Azure のプライベートネットワークや固定のIPアドレスの割り当てなどのネットワークの機能は、macOS の大きなランナーでは現在使えません。

GitHub Actions の費用とライセンス

セルフホステッドランナーの利用と、公開リポジトリでの標準ランナーの利用は無料です。非公開リポジトリでは、アカウントのプランごとに、GitHub が用意するランナーで使える毎月の無料の実行時間(標準のランナーの分)と、成果物の保存容量、キャッシュの保存容量が付きます。実行時間は請求の周期の初めに元に戻ります。保存の料金は1時間ごとに積み上がり、周期の初めに0に戻ります。

プラン 成果物の保存 実行時間(毎月) キャッシュ(リポジトリごと) カスタムイメージの保存
GitHub Free 500 MB 2,000分 10 GB —
GitHub Pro 1 GB 3,000分 10 GB —
GitHub Free(組織) 500 MB 2,000分 10 GB —
GitHub Team 2 GB 3,000分 10 GB 75 GB
GitHub Enterprise Cloud 50 GB 50,000分 10 GB 150 GB

成果物の保存容量は GitHub Packages と共通の枠です。キャッシュとカスタムイメージの保存は別の枠です。標準のランナーは、公開リポジトリ・GitHub Pages・Dependabot では無料です。大きなランナーは、公開リポジトリで使っても、プランの無料枠が残っていても、必ず課金されます。

無料枠を超えたぶんは、ランナーの種類ごとに分あたりの料金がかかります(2026-10-20時点)。

ランナー 1分あたり(米ドル)
Linux 1コア(x64) 0.002
Linux 2コア(x64) 0.006
Linux 2コア(arm64) 0.005
Windows 2コア(x64) 0.010
Windows 2コア(arm64) 0.010
macOS 3コアまたは4コア(M1 または Intel) 0.062

保存の料金は、成果物と GitHub Packages の共通の枠が1 GB・1か月あたり0.25米ドル、キャッシュとカスタムイメージがそれぞれ0.07米ドルです。

有効な支払い方法を登録していないアカウントでは、無料枠を使い切った時点で利用が止まります。大きなランナーは、支払い方法を登録するまで使えません。無料枠の使用量が請求の期間のうちに90%と100%に達したときに、メールで知らせを受け取ることもできます。

情報源

GitHub Actions のページに出た言葉

GitHub Actions と同じ分類のほかのツールビルド・配信・ストア提出の補助 全23件

ビルド・配信・ストア提出の補助の一覧を見る

このページの内容の誤りは、問い合わせの窓口で受け付けています。