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レベル:開発者向け

Nakama とは|オンライン対戦と交流の機能をまとめたサーバーのフレームワーク

公開 2026-09-12更新 2026-09-12Nakama(Heroic Labs)

Nakama は、Heroic Labs が公開しているオープンソースのゲームサーバーです。リアルタイム対戦・順位表・大会・チャットなどの機能がまとまっていて、Apache License 2.0 で無料で使えます。運用を任せたい場合は有料の Heroic Cloud が別にあります。

分類
ゲームエンジン・フレームワーク
日本語対応
日本語非対応
費用
無料(自前運用)
公式サイト
https://heroiclabs.com/nakama/確認日 2026-09-05
このページの目次
  1. Nakama の概要
  2. Nakama の特徴
  3. Nakama の費用とライセンス
  4. 情報源

Nakama の概要

Nakama は、Heroic Labs が「オンラインゲーム・ソーシャルゲームのための、オープンソースのゲームバックエンド(ゲームの裏側で動くサーバー)」として公開しているソフトです。リアルタイム対戦・交流の仕組み・競い合いの仕組みは1つのサーバーでまかなうものです。

つなぎ込みの部品(クライアントライブラリ)が公式から配られている先として、公式サイトは Godot・Unity・Unreal Engine・MonoGame・libGDX・Defold・Cocos2d・Phaser・Macroquad を挙げています。言語ごとのライブラリとしては Unity/.NET・Unreal Engine・Godot Engine・Defold・Cocos2d-x・JavaScript・C/C++・Java/Android が並んでいます。

サーバー側の処理は Go・TypeScript・Lua で書けます。2026年9月の時点で GitHub には 102 を超える公開版があります。

Nakama の特徴

Nakama が持っている機能

公式サイトが挙げている Nakama の中身は、大きく4つです。

区分 中身
リアルタイム対戦 サーバーが判定を持つ形(authoritative)と、クライアント同士をつなぐ形(relayed)の両方、マッチメイキングと対戦の一覧
競い合いと進行 順位表・大会・ゲーム内通貨・課金の検証
交流 フレンド・グループ・チャット・在席の表示・通知・外部アカウントでのサインイン
独自の処理 Go・TypeScript・Lua で書くサーバー側の処理、フック・RPC・データベースへの接続

公式ドキュメントの Nakama Concepts は、これをさらに細かく章に分けています。認証、セッション(セッションの管理)、利用者のアカウント、保存の仕組み(コレクション・権限・検索・規模に向けた設計)、フレンド、グループ、リアルタイムのチャット、パーティ、対戦の仕組み、マッチメイカー(オフラインの組み合わせ・問い合わせの書き方)、状態、順位表、大会、通知、アプリ内課金の検証(Apple App Store と Google Play)、イベント、ソケットです。

Nakama のサーバーが判定を持つ対戦

サーバーが判定を持つ形では、ゲームの進行そのものを Nakama の中で動かせます。公式サイトは、非同期のリアルタイム・能動的なターン制・受動的なターン制の3つの型に対応することと、進行の刻み(tick rate)を毎秒1〜60回の範囲で決められることを挙げています。

公式ドキュメントは、対戦の仕組みを Client Relayed Multiplayer(クライアント同士をつなぐ形)、Authoritative Multiplayer(サーバーが判定を持つ形)、Session-Based Multiplayer(セッションにもとづく形)の3つに分けて解説しています。

マッチメイキングは、プレイヤーと対戦のどちらにも自分で決めた特徴を持たせ、必須・希望・任意の条件で組み合わせる形です。

Nakama の使用言語

サーバー側の処理は Go・TypeScript・Lua の3つで書けます。公式ドキュメントの Server Framework は、この3つそれぞれについて関数の一覧、対戦の処理の API、実行時の API、コードの例を載せています。Go の側にはこれに加えて依存の版の固定の節があります。

共通の土台として、実行時の文脈(Runtime Context)とフック(Hooks)の解説が別に置かれています。

Nakama が対応しているゲームエンジンと言語

公式ドキュメントの Client Libraries には、クライアント側の接続部が並んでいます。

区分 つなげる相手
ゲームエンジン Unity/.Net・Unreal(C++)・Godot 3・Godot 4・Cocos2d-x(C++・JavaScript)・Defold
言語 JavaScript・Dart(Flutter)・Swift・Java/Android
そのほか ゲームのコンソール向けの SDK・cURL による REST

チュートリアルとして用意されているのは、Godot(Fish Game)、JavaScript(Tic-Tac-Toe・PhaserJS)、.Net/Unity(Fish Game・Pirate Panic・Ninja Battle)です。Pirate Panic は、認証・フレンド・クラン・保存・マッチメイキング・対戦・順位表・通知に分かれています。

Nakama の動作環境と入れ方

公式ドキュメントによると、いちばん手早い入れ方は Docker です。これとは別に、Windows・macOS・Linux に手で入れる手順も用意されています。その OS ごとのネイティブのパッケージマネージャーへの対応は、今後行う予定だと公式ドキュメントは書いています。

導入の章に並んでいるのは、Docker Compose、Windows、macOS、バイナリ、Linux、CLI のコマンド、設定(Docker の設定・更新・計測値・Nakama のコンソール)です。このほかに、構成の概観、性能の測定結果、データの扱いに関する方針、公開の記録の節があります。

Nakama を外のサービスとつなぐ

公式ドキュメントの Guides には、外部のサービスと組み合わせる手順が並んでいます。挙げられているのは GameLift のフリート管理、Edgegap でのゲームサーバーの配置、PurrNet の PurrLobby との接続、i3D.net との接続です。

そのほかの手引きとして、段に分けた順位表、第三者のサービスによる独自の認証、目立たない形でのソーシャルサインイン、独自の順位表、経済の仕組みの作成、毎日の報酬が並んでいます。

Nakama の費用とライセンス

Nakama 本体(Nakama OSS)は無料で、ライセンスは Apache License 2.0 です。自分で用意したサーバーに入れて動かせます。

運用を任せたい場合は、Heroic Labs が Heroic Cloud という有料の提供を別に用意しています。Nakama の料金は、割り当てる CPU とデータベースの規模に応じて公式の料金ページで示される形です。同じ会社の Satori(運営のためのツール)は月600ドルからです。

項目 公式の記述
Nakama OSS(自分で動かす) 無料・Apache License 2.0
Nakama on Heroic Cloud 有料(規模に応じて料金ページで提示)
Satori on Heroic Cloud 月600ドルから

Nakama のソースコードは GitHub の heroiclabs/nakama にあります。公式サイトには Nakama OSS をダウンロードして導入する案内があり、文書(Documentation)・手引き(Guides)・入門(Tutorials)・動画(Videos)・クライアントライブラリの一覧が並んでいます。

相談の場としては、公式のフォーラム(Forum)と GitHub が挙げられています。

情報源

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